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赤い彗星の俺

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第三十回 「音楽と共に生きるという事、女豹の歌姫Anastacia!」





21世紀のジャニスとも、女性版スティーヴン・タイラーとも評される唯一無二のヴォーカリスト、アナスタシア。

女豹の様に気高い美貌と驚異的な声量のパワーヴォーカルは圧倒的で、世界トップクラスの実力派シンガー。なんてったって声がもうセクシーでクセになってしまう。挑発的でアクが強く、一度聞いたら忘れない声の持ち主。彼女の歌い回しや熱いハートが大好きで、デビューの時からずっと追いかけているあきらです。この夏、新しい刺激が欲しい方にはピッタリのアツい彼女です。美人でスタイル良くて面白くて歌もメッチャ上手いなんてっ!そのうえ眼鏡が似合うなんてもう文句のつけどころがないじゃないかっ!

シカゴ生まれ、ニューヨーク育ちのアナスタシア。幼い頃から音楽を好んで聞いていた彼女は、物心付いた頃には人前で歌を歌う喜びと才能を開花していたようだ。彼女のヴィジュアルとパワフルでクセのある歌声は、聴く者全てを魅了した。20代の頃は音楽業界との華々しい契約はなかったのもも、常に自分に厳しく、音楽に全ての情熱を捧げてきた彼女は、「生きている限り歌い続ける」という姿勢で強かにパフォーマンスを続け、着実に知名度を上げ名を広めていった。そして転機が訪れる。エピック・レコーズと待望の契約を結んだ彼女は2000年にアルバム「Not That Kind」でついにデビューを果たす。そしてこのデビューアルバムが全欧で爆発的大ヒットを記録し、アナスタシアは瞬く間にスターダムにのし上がり、その名を轟かせるのだ。このコラムの第七回でも紹介したメイシーグレイが彼女に曲を提供をしたことでも話題を集め、全世界で500万枚以上を売り上げた。

2002年には2枚目のアルバム「 Freak Of Nature」を発表。大爆発と言えるその勢いとパワーは加速し、既にトータル・セールス3000万枚以上という記録を叩き出した。人気、実力共に世界最高シンガーとしての存在を決定的なものにした。ヒットシングルは12枚を超え、うち3枚はトップ10入りを果たす。その中でも「BOOM」という曲は、日本開催の歴史的大イベント、2002年に行われた世界サッカー選手権のテーマソング!アナスタシアは知らなくても曲は知っているって方は多いのではないだろうか。その後世界的な音楽賞の総なめにし、イギリスでは大規模なツアーを敢行、大成功をおさめた。彼女の情熱的で明るく親しみやすい性格、音楽への真摯な姿勢、それが素直に表現されている歌声。魅了されないわけがない。



あたしが初めてアナスタシアを聞いたのはデビューアルバム「Not That Kind」発売時のPVだ。まず声が凄かった!挑発的で力強くで唯一無二の声だと思ったし一発で覚えてしまった。そしてデビューアルバムとは思えない圧倒的貫禄!大御所オーラが凄い!そしてそして、なんと言っても痺れたのが美人で格好良いアナスタシアお姉さんが眼鏡をかけていらっしゃるではないか!!!!!美女がヘソ出しで眼鏡でパワーヴォイス、、、格好良いいいいいいいいいいいっ!でした。それから是が非でも見て欲しいのはブリット・アウォーズでジャミロクワイと共演した時のLIVE映像!「BAD GIRLS」をデュエットしてるんですがこれがもう二人ともメチャクチャ格好良くて、あたしはライヴの日の朝か前日に必ず3ループは見ますっ!あんな全身ギッラギラの衣装が似合う様になりたいっ!




そんな絶好調のアナスタシアを追いかけるファンに、驚きのニュースが届く。2003年1月、彼女は乳がんを告白し、活動休止を発表した。10代の頃から持病を患っている彼女はもともと体は強い方ではなく、当面は治療に専念するとの事だった。あんなにパワフルなステージを見せてくれていた彼女が病気と闘っていたなんて。あんなに笑顔で、あんなに強かで。衝撃だった。彼女の「生きている限り歌い続ける」と言った言葉が今更ながら重く心に響いて、人生をかけて音楽に向き合うという事を初めて深く考えたと瞬間だった。しかし彼女は決して諦める事も、逃げ出す事もしなかった。手術直前の2003年2月、映画「Chicago」のサウンドトラック挿入曲「Love Is A Crime」のビデオ撮影を完了させる。苦しくないはずないのに、辛くないはずないのに、彼女は明るく笑顔をたやさなかったようだ。強い決意を持って病と闘い音楽に向き合うアナスタシアの強かさは、ファンの心を揺さぶった。(またこの曲が本当に良いんですよ!お洒落で彼女の声の存在感がダイレクトにくる!)





2004年、6ヶ月近くにも及ぶレコーディングを経て、アナスタシアはセルフタイトルのアルバム「Anastacia」を発表した。ファン待望の新作は今まで以上に内容が濃く、彼女の偽りのない本音がぶつけられた作品になっていると思う。病など微塵も感じさせないソウルフルな歌声は以前にも増して、ロック、R&B、バラード等、どのテイストにも溶け込んでグッと心に届くように感じた。アルバムはイギリスで120万枚を売り上げ、プラチナディスクを獲得。2004年度に同国で6番目に売れたアルバムとなった。あたしはこのアルバムが一番好きで、生みの苦しみと喜びというものを初めて感じた気がします。今までのあたしが元気をあげるからついて来て!って笑う彼女が、初めて弱い所を見せてくれた様な、滅多に相談してこない友人が「ねぇ聞いてくれる?」って相談してきてくれてような気持ちになって、どの曲も凄い引き込まれる。なにより元気なアナスタシアが見れて本当に良かった!ジャケットの眼鏡もやっぱり最高にクール!本当に「おかえり!」って気持ちでいっぱいになった!

2005年にはベストアルバム「Pieces Of A Dream」がリリース。このベストは贅沢すぎる!名曲はもちろんリミックスやゲストを迎えてのデュエットソングが収録されていていつもと違った雰囲気も楽しめるし、特にこれからの夏にぴったりな1枚だと思うので是非是非このベストも聞いてみて欲しいです!そして2008年にはNEWアルバム「Heavy Rotation」がリリース。この空白の3年間、彼女が元気かどうか凄く心配した。でもこのジャケットでショートヘアーになったアナスタシアを見たときはグッとこみ上げるものがあった。しかもこんなことあんまりないのですが、この一番新しいアルバムが一番曲が格好良いと思った!セールスや勢いは昔よりは劣るにしても、曲がメチャクチャ良い!難波のCDショップで4曲目の「Defeated」試聴して号泣したのを覚えています。1枚通してアダルトな雰囲気ながらもなんというか闘志というか、心に火がつくというか、うまく言葉にできないのだけどとにかく「立ち上がれえええええええ!」って気持ちになってくる!そしてやっぱり思う、この人の歌声本当に最高。もうどのアルバムからでもいいので、是非この歌声を聞いて欲しいです!



「生きている限り歌い続ける」この真摯で大切な気持ちを教えてくれたのがアナスタシア。
どんな逆境でも決して諦めず、音楽に向き合い生きている彼女を思うだけで、あたしは何でもできそうな気持ちになってくる。

「信じていれば、今より少しでも、少しでも前へ行けるわ」そんな歌声を聞きながら、あたしは明日も歌っているだろう。

逢瀬アキラ



2013年07月28日 11:15




  • AKIRA
    大阪出身のシンガーソングライター。幼い頃から文章を書くことに慣れ親しみ、 自分なりのスタンスで音楽活動を続けて来た彼女の詩は、聴く者に媚びず、だが突き放しもしない。 その絶妙な距離感を自然に生み出す独特な感性を持つ。 2011年末、その独自の詩の世界を、現代的なアレンジに乗せて、新たな領域に踏み出す。
    逢瀬アキラ 公式ホームページ: http://akira3351.web.fc2.com/








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