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赤い彗星の俺

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第三十一回 「ドラムンベース界の怪物、Pendulum!」





夏が終わってゆく寂しさに絶えきれないセンチメンタルな読者の皆様こんにちは。カレンダーを7月のままにして全力で現実から眼を背ける夏女アキラです。夏といえば、海、祭り、花火、かき氷、浴衣、BBQ、野球、フェス、山、入道雲、夕立のあとの真っ赤な夕焼け、そして燃える様な恋いいいいいいいいっ!!! コミックマーケット以外何一つ夏らしい事ができなかったアキラは妄想の中で夏をやり直しますっ!チクショー!寂しくなんかないもんっ!;; そんなちょっぴり切ない夏の終わり、まだまだ夏を感じていたいと言う皆様にとっておきのアゲアゲアーティストをご紹介っ!コラム第十回目、THE QEMISTSの紹介の時にチラリと登場した、ドラムンベース界の超実力派、Pendulum(ペンデュラム)!

90年代、非常に高いレベルでテクノ系ダンスミュージックとロックを融合させた、ダンスミュージックの金字塔と評されるバンド、ザ・プロディジー。このバンドが現れてから、彼らのスタイルを受け継ごうというバンドが沢山増えた。そんな中でも特に、特に熱かったのがペンデュラムだ。バッキバキの感触音で繰り出される高速ドラムンベースと高速ブレイクビートを基盤に、ギターノイズやドラムビート等の個々の音源をバンドに割り当てて演奏。さらにボーカル、MC、これらを組み合わせた極度にロックへのアプローチが強い強烈なダンスサウンドは、21世紀のテクノのメルクマールとも言えるだろう。ラップトップコンピューター、ターンテーブル、プロジェクターにシンセサイザー等、これでもかっ!ってほどの量のサウンドプロダクションを駆使するその実力とパフォーマンスは群を抜いている。ボーカルのロブはメチャメチャ歌唱力があるとは言いがたいけれど、勢いよく弾けるシャウトやアグレッシヴでざらつくガナリ声が相当クセになるし、何よりロックって感じなのだ。

それにドラムンベースと呼ばれつつも、ロック、メタル、ハードコア色が強くてとっても良い意味で幅が広い!そしてバッキバキに渦巻いてるのにメロディアスでキャッチー!だからアルバムトータル聞いても飽きがこないし、もう音の洪水に飲み込まれて相当気持ち良い!こんなに全ての要素が上手く混ざり合ったバンドは他に居ないんじゃないだろうか。好き嫌いが分かれるジャンルではあるんだけど、それでもペンデュラムは相当広いジャンルの垣根をこえて支持されているバンドだと思う。ペンデュラムを聞いてたら、もう爆音でぐっちゃぐちゃになって踊り狂いたい衝動がおさまらないのです!シンセを前面に出してエレクトロ感全開、ギラッギラの狂気の中にある一瞬の刹那的な静寂、そんな1曲の中での駆け引きが本当に憎らしいほどクセになってしまう!堪らないわああああ!

【Crush】
このじゃりじゃりの洪水感がなんともっ!////




【Self vs Self】
このメタル色の出し方がなんともっ!////




2002年、ペンデュラムはプロデューサーのRob SwireとGareth McGrillenが、DJ Paul Hardingと地元パースで出会い意気投合したのが切っ掛けとなり結成。彼らは各々を形成したそれぞれの膨大なルーツを、余す事なく生かした音の融合に成功してしまった。その才能は結成から僅か12ヶ月の間にドラムンベース界をいとも簡単に席捲し、他の追随を許さない圧倒的な存在へと加速する。2005年、ロンドンのインディーレーベルからリリースしたデビューアルバム「Hold Your Colour」がUKで反響を呼び、ドラムンベース界隈では最大級のヒットといっても過言ではない23万枚ものセールスを記録し、鮮烈なデビューを飾った。

2008年にはメジャーデビュー作として発売した2nd「In Silico」が全英総合でなんと初登場2位を記録し、iTunesエレクトロニックジャンルチャートでは1位を獲得。さらにプラチナアルバムを獲得し、シングル「Propane Nightmares」もトップ10チャートに入り、Kerrang!アワードのベストシングルにもノミネートされるなど、爆発的な勢いで世界的大ブレイクを果たす。ダウンロードフェスティバル、Vフェスティバル、Tイン・ザ・パーク、アイル・オブ・ホワイト、そしてオクシジェンの各フェスティバルのメインステージへの出演も果たしてしまった彼らの勢いは誰にも止められない。




この2ndアルバムはあたしもメチャクチャ聞きました!このアルバム聞きながらジョギングしたらメッチャ気持ち良いのっ!爽快っ!1曲目の「SHOWDOWN」は定番中の定番!Liveでも相当な盛り上がりを見せる大人気曲でかなり踊れます。このエレクトロな疾走感がペンデュラムって感じ!2曲目の「Different」このリズムトラックが好き過ぎて何ループでもおかわりできます!3曲目の「PROPANE NIGHTMARES」切ない歌ものキター!と思わせておいてしっかりガッツリアゲてくれる彼らが大好きですっ!この曲はRemixバージョンがあるんですがあたしはそっちの方がバキバキしてて好きです。変速するのが堪らないんだこれが!4曲目「VISIONS」はあたし的にオレンジの街灯が並ぶ夜の高速道路って感じの1曲。この曲聞いてたらなんか切なくなって泣きそうになるそんな不思議。おセンチな残暑にもピッタリです。5曲目「MIDNIGHT RUNNER」正直最初はよく飛ばしてたんですがかーなーりー走りがいのある一曲!(笑)あえてこれを5曲目にもってきた彼らの実力と自信に嫉妬しちゃいます。6曲目「THE OTHER SIDE」このアルバムの中で言ったらメロウな方に入るのでしょうか!?それにしても本当にキャッチーなメロディーが上手い!ペンデュラム色をしっかりと残しながらのまた違ったアプローチが味わえる最高の一曲だと思います!この曲もRemixバージョンがあるんですが、あたしはそっちの方がまたまた好きです!でもあえてこっちのバージョンを先に持ってくるっていうのが素敵!7曲目「MUTINY」全力で遊んでるよこの人達(笑)しかしそう思わせといてサビ(?)ではしっかり耳に残るメロディー。くっそー!格好良いいいいいいいい!////このサビが聞きたくて何回も何回も聞いてしまうんですよ!そしてこの曲ギターソロ入ってるんですがこれが凄い好き!その後の3:03からの全く違った曲に聞こえるぐらいの変速アプローチが本間に最高すぎるっ!8曲目「9,000 MILES」この曲の焦らした焦らしたおあずけ感が相当好きなあたしはMなのか!?(笑)1:50からのまさかのアコギの音色に一瞬で心奪われてしまった一曲です。これもなんだか泣きそうになってしまうんですよ。9曲目「GRANITE」キタキタキタキター!焦らされた後のこの曲ですよ!まさにTHE!ペンデュラム!なアゲアゲな一曲!モッシュせずにはいられない!10曲目「THE TEMPEST」またまたバラード?と思わせておいてのアゲてくる作戦!(笑)妖艶な雰囲気ムンムンで聞かせてくれる一曲。この曲のロブの歌結構好きなんです。何でこの曲が最後なんだろうって思ってたら歌詞が;;歌詞が格好良すぎる;;やってくれるわ;; 5:30からクライマックスへの盛り上がりが物凄くドラマチックで、アルバムの最後にこれをもってくる彼らのセンスはやはり格が違うと思った。

2008年ではサマーソニックにて初来日。その圧巻のパフォーマンスで日本でも多くの支持を得た。2010年、待望のニューアルバム「Immersion」をリリース。全英アルバムチャート1位を獲得する快挙を成し遂げる。2009年、ドラムのPaul Kodishが脱退してどうなるかと心配だったけれどさらに進化を遂げたペンデュラムが聞けて本当に痺れた。



様々なヴォーカルやMCが参加していた前作とは打って変わり、ヴォーカルはRob swireがすべて担当。歌のパートがグンと増えた事によってロック、メタル感がより前面に押し出され、豪快に暴れるディストーションギターとの絡み合いがとっても気持ちよくなっている。バキバキのビートや電撃の様なシンセ、クセになる変速ビート等ペンデュラムらしさはちゃんと残しつつロックの幅を広げてきた。このアルバムのは前作に比べかなり垢抜けたものになっていると思う。「In Silico」と「Immersion」、ドラムプレイヤーが違うとこんなに違うものなのか!好みで分かれるけれどあたしはどっちか1枚なんてとても選べないー!どっちもペンデュラムの良い所出てるし本当に格好良いから!是非どちらのアルバムも聴いて欲しい!2012年、Rob Swireが無期限活動休止を発表。その後はヴォーカルのRob SwireとベースのGareth McGrillenがダブステップのユニット「Knife Party」を結成して活動している。Pendulumとしての活動無期限停止を知ったときは驚いたしショックだったけれど、「Knife Party」の音を聞いてショックが吹き飛んだ。ペンデュラムよりさらに凶暴に牙を剥いて暴れる音の洪水が、堰を切った様に渦巻いている。彼らはまた次のステージへ向かっているんだって思えてワクワクした。今後の活動と次の来日が、本当に楽しみである。

まだまだ夏を感じていたい皆様、いかがでしたでしょうか?最高にアツい音楽と共に、残りの夏を最高に楽しんでくださいね。
ペンデュラム、是非聞いてみてください。
逢瀬アキラ



2013年08月24日 17:35




  • AKIRA
    大阪出身のシンガーソングライター。幼い頃から文章を書くことに慣れ親しみ、 自分なりのスタンスで音楽活動を続けて来た彼女の詩は、聴く者に媚びず、だが突き放しもしない。 その絶妙な距離感を自然に生み出す独特な感性を持つ。 2011年末、その独自の詩の世界を、現代的なアレンジに乗せて、新たな領域に踏み出す。
    逢瀬アキラ 公式ホームページ: http://akira3351.web.fc2.com/








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