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まなみのりさ、6thワンマン「MMROCK」でスペシャルステージを連発!




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2016年7月2日、渋谷TSUTAYA O-WESTにて、「まなみのりさ 6thワンマンライブ MMROCK ~真夏のエイプリルフール~」が開催された。3月のワンマン「MMResults」から 4ヶ月、まなみのりさはどんな進化を見せてくれるのか。「MMROCK」と名づけられたワンマン、ステージにはバンドセットが設置されており、バンドサウンドでどんなステージを見せてくれるのか、この時点で早くも期待が高まる。

会場が暗転し、いよいよ 6thワンマンが始まる。前方のスクリーンが下り、映像が映し出される。スクリーンには「No Rain No Rainbow」。黒い衣装で踊る3人が映し出され、ロックサウンドをバックに まなみ、みのり、りさの 3人が登場した。ワンマン 1曲目は「Home Again ~愛のみそ汁~」。3人の表情は楽しさと自信に満ち溢れていた。5thワンマンではまなみの喉が不調だったこともあり、この日は 100%のまなみのりさを披露できるという楽しさと自信である。ファンは静かに見守るように、ついに始まったワンマンへの期待を心に秘めて見つめていた。2曲目「PUNKISH PRINCESS」での、

「ワンマンライブ行くよーー!!」

という言葉に、フロアは待ちに待った想いを爆発させた。即座に全力コールをステージに届け、タオルを回す。続く「花魁サンダー」で、ヴォーカル、ダンス、サウンドがダイナミックに、そして会場からの声援も力強くなっていく。続いて「きっとここで逢える」。この曲を始めとして、この日の 3人のハーモニーはとても心地よい。この日の 3人のヴォーカルはとても力強く、それによってソロでの歌唱もハーモニーも、とても美しい響きを会場に届けていた。雨と雷のSEから入った「レモンサイダーと夏休み」では、りさがオカリナでメロディを奏でる。さらに「どうしよ!?」と、インタバールなしで進んでいくステージ。観客達は 3人のダンスとアクションを、一瞬たりとも見逃さないとばかりにステージを見つめていた。序盤で会場の熱気と期待に応えてきたワンマンライブ、ここからまなみのりさの「動」の世界を繰り広げる。「ポラリス」が始まり、会場は待ってましたとばかりの大コール合戦と、会場中を回る回る観客。さらに、次の曲のイントロが流れた瞬間、フロアは爆発した。「ポラリスAb」。ライブでは久々となるこの曲に、観客達の想いを乗せた全力コールが会場に響き渡る。久し振りの曲に大歓声を上げる会場に、この日初めてのMCへ。

「皆さんこんにちはーーー!!」
「調子はどうですかーー!」

「オオーーーーー!!!」

「オオーじゃわからん!(笑)」

そんなMCを楽しみながら、「サイコー!」と叫ぶ会場。ここからはワンマンのスペシャル、バンドコーナーが始まる。バンドメンバー、Gt.けん、Ba.Fukuo(二人目のジャイナ)、Dr.岡を呼び込むと、

「ここからはバンドコーナーです!!」

と演奏をスタートさせる。曲は The Beatlesの「Twist & Shout」。ソリッドな演奏に、美しいメロディとバックのハーモニーを聴かせる 3人。会場もバンドサウンドに身体を揺らしながら、手拍子を打ってこの意外な選曲を楽しんでいた。ここで、りさが会場に語り掛ける。50年前の 7/2が The Beatlesの武道館公演があった日であること、そしてライブに対する想いを話始める。

「今私達は、一つ一つのライブが本当に大事なんだな、と感じています。音楽をやる、届けるということを深く考えるようになりました。音楽と向き合うことはどういうことなんだろうって考えた時、私達まなみのりさは、自分たちの道を信じて突き進んでいるところです。今のこの気持ちを忘れないためにも、今日は未来のまなみのりさに向けて手紙を書いてきました」

そして未来の自分達への手紙を、想いを込めて読み上げた。未来に進み、音楽をしていくこと、心の通った音楽をすること、ポラリスAbの歌詞のように「忘れないキラキラ」になる日まで走り続けること、そんな「まなみのりさ」の想いを観客達と共有し、決意を新たにしていた。会場からの拍手はいつまでも鳴りやまなかった。(手紙の全文はオフィシャルレポートをご覧ください)

ここで Kbに tetsuhikoが加わり、The Beatlesからもう 1曲「Hey Jude」を披露。様々な想いを胸にビートルズを歌うまなみのりさ。この日の様子を、未来のまなみのりさもきっと懐かしく思うに違いない。色々な意味を込めた拍手が会場から沸き上がった。バンドコーナーが終わり、バンドメンバーを紹介し、感謝を伝える 3人。が、Ba.fukuoはそのままスタンバイしている。「お?」と思っていると、ここで fukuoと共に「真夏のエイプリルフール」のレコーディングを行った Caramelの Gt.ユウミがサプライズで登場! 会場からは熱狂とも言える大歓声が上がる。同じくレコーディングに参加した Dr.モモは肺炎のために不参加となったが、Gt.ユウミ、Ba.Fukuo、Kb.tetsuhikoという豪華メンバーで「真夏のエイプリルフール」へ。

フロアは曲の把握も完璧で、きっちりアクションを楽しみながらライブを盛り上げていく。ここで筆者は、ステージで見ることはほとんどできない、まなみのりさのソングメーカー tetsuhiko氏がノリノリで弾いている姿に釘付けになってしまった。このスペシャルなステージ、ワンマンならではの贅沢なひと時であった。続いて Gt.ユウミのイントロが心地良く響いて始まった「Result」。この日はりさのソプラノが一段とド迫力で伝わってくる。この曲はまなみのりさの「物語」。そう、まなみのりさには物語がある。未来につながる物語がある。この日のワンマンもその物語の一つ。この曲に込めた 3人の想いが、仲間の演奏と共に会場に力強く放たれていた。さらにスペシャルコーナーは続く。Caramelとはこれまでコラボもやってきたと語り、

「他にも色々できるよね?」

と、ここでベースを抱えた Caramel ルミが登場! 会場から叫びにも似た大歓声が上がる。仲間への感謝を伝え、このメンバーでのバンド演奏で披露するのは「νポラリスAb」。Gt.ユウミ、Ba.ルミ、Kb.tetsuhikoという演奏に、まなみのりさの迫力のヴォーカルとダンス、そしてフロアの全力コールと回転。まさにワンマンならではの超スペシャルな組み合わせによるステージとなった。筆者にとっても、まなみのりさが歌い、Caramelのメンバーが演奏、さらにあの tetsuhiko氏がステージ上で演奏しているという超スペシャル(俺得)なライブとなった。

スペシャルコーナーを会場全体で楽しんだ後は、終盤に向けて加速していくまなみのりさ。「キライじゃないのぉ」で手拍子とコールは一段と大きくなり、「OH! PLEASE」では曲中に会場をバックに写真を撮る 3人。「CQCQ... ~横浜エディション~」のハイテンションナンバーで怒涛の全員スクワット、さらに後半の高速スクワットでフロアのテンションも MAXに上がる。熱狂MAXのまま、ついにラスト「ポラリス Episode ZERO」に入る。「楽しいーーー!!」と叫ぶみのり。コール、ジャンプ、回転と、全力フルスペックでワンマンを楽しみ尽くすフロア。まなみのりさのワンマン。仲間、そして観客と共に作るそのライブの楽しさ、その楽しさを身体いっぱいに受けながら、会場全体を包む空気に筆者も心地良く包まれていた。

「ありがとうございましたーー!!!」

本編は終了したが、フロアはおさまらない。メンバーが去ると同時に、全力で「まみり」コールをかけるフロア。そう、全力である。しかも長時間、3人が登場するまで全力のコールを続けたのである。ここにも観客達の想いが表れていた。

その声に応え、登場した 3人。スタンバイし、アカペラで始めたのは「逆襲のポラリス」。毎回で恐縮ではあるが、この曲はレポ無しでステージをガン見。アカペラで始まり、イントロに入った瞬間から、トリハダが止まらずに視線を外せなくなる。この曲を、全力で想いを込めて歌い踊る 3人から発せられる「気」が、受け止めきれないほどの量なのだ。次第に涙が溢れて止まらなくなり、金縛りにあったように 3人に釘付けになる。何度見てもこうなってしまう。「音楽はその人の体験にリンクして記憶される」とも言われる。この曲が筆者にとって、初めてまなみのりさの衝撃を受けた曲であり、まなみのりさの物語なのだ。

ようやく金縛りから解けたところで、曲はラスト「Results」へ。一心にステージを見つめるフロア。ラストは演奏がフェイドアウトし、3人のアカペラ、そして会場の大合唱に。最後に 3人の美しいハーモニーが会場全体に響き渡り、6thワンマンライブ「MMROCK」は終了した。しかし、観客は再度全力の「まみり」コールで 3人を呼び戻す。

「本当にありがとうございます!」
「これからのライブも全力でやっていきます! よろしくお願いします!!」

ステージが全て終わり、観客は歓声と拍手を始める。やり切った満足感、3人の笑顔、そして観客の満面の笑顔が、この日のワンマンライブの結果を表していた。まなみのりさは続く。そして、この日に想いを届けた「未来のまなみのりさ」に、彼女達自身がなっていくのである。


Text: 大泉 繁
Photo: 中邑ヒロシ





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まなみのりさ 6thワンマンライブ
MMROCK~真夏のエイプリルフール~
2016年7月2日(土) TSUTAYA O-WEST

01. Home Again ~愛のみそ汁~
02. PUNKISH PRINCESS
03. 花魁サンダー
04. きっとここで逢える
05. レモンサイダーと夏休み
06. どうしよ!?
07. ポラリス
08. ポラリス Ab
09. Twist&Shout (The Beatles)(バンド演奏)
10. Hey Jude (The Beatles)(バンド演奏)
11. 真夏のエイプリルフール (バンド演奏)
12. Results(バンド演奏)
13. νポラリス Ab(バンド演奏)
14. キライじゃないのぉ
15. OH! PLEASE
16. CQCQ... ~横浜エディション~
17. ポラリス Episode ZERO
Encore
01. 逆襲のポラリス
02. Results





まなみのりさ オフィシャルサイト
http://mamiri.jp/



2016年07月10日 22:20