Sirius、SOLD OUTとなった 2ndワンマンライブレポート! 5人の想いと決意が充満する会場!

2024年11月11日、新宿WildSide Tokyoにて、ガールズメタルバンド「Sirius」による「Sirius 1stAnniversary ONE-MAN LIVE-Stardust way-」が開催された。SOLD OUTとなった今回のワンマンライブ、今年 3月の 1stワンマンから 8ヶ月、メンバーチェンジを経た彼女達の進化をレポートする。

Siriusの 1周年ワンマンを祝うべくゲストとして登場したのは、Siriusと同じくジリオンモードプロダクションに所属するスタイリッシュ・ガールズ・ハードロックバンド「Empress」。アツいステージングで会場のファン達も準備万端となった。

SEと共に登場するメンバーを会場のファン達は手拍子と大歓声で迎える。

「新宿Wild Side Tokyo、アツくなっていこうぜーーーーー!!!」

Vo.Miwaの叫びに対し、会場が大歓声で応えると、1曲目「Maria」でワンマンライブは幕を開けた。初っ端からハイスピードナンバーをお見舞いする Sirius、それに全く負けずにステージに相対する会場。Vo.Miwaの圧巻のハイトーンで会場の熱気は一気に上がっていく。Gt.あにゃは全身で、そしてくしゃくしゃになるほどの笑顔で楽しさを表現する。ライブ、メタルが大好きなその想いは、ステージングから十二分に伝わってくる。対する Gt.菫は終始ポーカーフェイス。クールビューティな面持ちから繰り出されるテクニカルなフレーズに、つい見入ってしまう存在感を見せつける。新規加入したメンバー、Ba.みさは、にこやかな表情と流れるようなベースライン、ステージアクションを見せ、堂々たるステージングを見せていた。Dr.Amiは、文字通り全身を使ったドラミングで、Siriusの描く世界をガンガンに引っ張っていく。5人の力が合わさって作られるサウンドとステージング、この日のライブに賭ける彼女達の想いがステージから溢れ出ていた。

続いて「ADAMAS」。Miwaのド迫力のヴォーカルと、あにゃ、菫によるツインギターのハモリが心地良い。そしてそのハモリを奏でている間の Dr.Amiの高速ドラムと Ba.みさのベースラインが絡み合い、これぞメタルというサウンドが展開されていた。

「Sirius ONE-MAN LIVE Stardust Way、お越しくださり、まことにありがとうございます!!」
「みんなで忘れられない最高にアツい夜にしましょう!」

続いてギターリフが美しい「Fake you」。会場も大声援でステージに相対する。ギターのみならず、激しい展開を見せるこの曲、その背後には、Dr.Amiと Ba.みさが作り出す心地よいグルーヴが流れていた。続けて「Reflection in the Darkness」。ステージ上は徐々に「Sirius」という塊になっていく。さらには、そのサウンドが充満する会場のファンを交えて会場全体がアツい塊となり、その熱は時と共にどんどんと上昇していった。ここまで空間を支配する Sirius、その力は明らかに進化していた。ここでピアノイントロから始まる「烏鷺」。Vo.Miwaがその世界観に会場をグイと動かすと、楽器隊が激しいサウンドを奏で、この曲の暗く怪しい世界を作り上げていく。ここで Gt.あにゃが全力で叫ぶ。

「ワンマンライブ、楽しんでますかーーー!!」
「本日のワンマンライブ、実は SOLD OUTいたしましたーー!!」
「本日は皆様を、最高にアチアチにしていくぞーーー!!」

曲は「夢見草」。ツインギターのハモリから始まるドラマティックな世界が広がっていく。続いて「朝月夜」、「EDEN」。ここでも Amiとみさの強烈なリズムとスピードが際立っていた。Miwaの表現力溢れる歌唱、あにゃ、菫の美しいリフとソロが展開され、会場は Siriusワールド全開の空間となっていった。

ここで あにゃ、菫によるソロコーナー。それぞれがテクニカルなフレーズを奏で、そしてツインギターのハモリへと移行、速いスピードで展開していくギターソロは正にメタルライブの真骨頂。会場も見事な演奏に大歓声を送る。

ここで同事務所の先輩バンド「FullMooN」のメンバーによるジャンケン大会が。Siriusからのプレゼントを勝ち取るためのジャンケン大会に、会場のファンはガチで挑んでいた。

そしてワンマンライブ後半がスタート。Dr.Amiが登場し、ドラムソロパートが始まる。シンフォニックなサウンドをバックに、パワフルな演奏を披露する。バスドラの連打による空気の揺れ、圧倒的な音数でその感情を全身で表す Ami。そこに Ba.みさが加わり、リズム隊のソロへと変化していく。続いてあにゃ、菫、Miwaも登場し、曲は「Playing Games」。会場からは腕を振り上げる姿と「オイ!オイ!」の大合唱が。続けて「TRIGGER」。ツインギターのメロディが美しいこの曲、ミドルテンポながら Amiの強烈なドラミングが映える。さらに「ZEAL」へと続く。ツインギターのハモリとハイスピードチューンに会場の熱気はさらに上がっていく。力強くサビを歌い上げる Miwaの姿が美しい。

「ここでお知らせがございます!」
「2025年 3月、この 5人での初の音源が発売決定しましたー!!」

完全体となったこの 5人での音源、ファンはもちろん、彼女達も待ち望んでいたものだろう。この音源を皮切りに、Siriusの世界がさらに広がることを期待している。続いては新曲「TRIDENT」。シンプルなリフとハイスピード、ツーバス連打と、王道のメタルを思わせる心地良いハードナンバーだ。続いては MVもリリースされている「Fly High」。

「まだまだ行くぜ、新宿ー!!!!!」

Miwaの叫びに会場も負けじと、頭を振り、腕を振り上げる。ハイスピードなドラム、ザクザクと刻むベースラインとリズム、ツインギターのハモリ、演奏に絡むメロディラインと大迫力の歌唱、Sirius節の真骨頂となるステージングに会場の熱は最高潮に達する。「Daffodil」と続け、さらには定番曲となった「LUCIFER」へ。

ステージの 5人は、それぞれの力を合わせて会場の空気をグイグイと引っ張っていく。その力強さと熱量に圧倒されるほど。その熱量の中、彼女達の表情は柔らかであった。この 5人でのワンマンライブを実現、SOLD OUT、ファンの熱量、今後への期待、それらの感情が絡み合った結果の感情は、「楽しい」に帰結するのではないか。その表情を見て、Siriusは必ず成長していくだろう、そんな思いが頭をよぎった。

Miwaが語る。
「私達は何者でもまだなくて、でもこれから、でっかい星になろうって集まって、みんなで頑張ってます。全ての出来事が私達を作るもので、一つの音楽に繋がっていくのかなって思ってます」

ラストの曲は「Stardust way」。Miwa、そしてメンバー皆の想いを込めるように未来に向かう曲。このワンマンライブのサブタイトルにもなっているこの曲、締めくくるには最高の楽曲だ。会場はその想いを感じるように、一心にステージを見つめていた。5人から放たれる決意、未来への希望が込められた演奏に、圧倒的な迫力を感じた。

本編は終了、しかしこれでは終われない。アンコールに応えたメンバーが再度登場。

Miwa:
「楽しいねーーー!!!」
「2回目のワンマンライブってどんな風景が見えるのかなって思ってたけど・・・最高です!」
「しかも私今日誕生日で、人生で最高の誕生日だと思います!!」

あにゃ:
「まだまだあちあちメータルを浴びる準備はできてますかーーーー!!!」
「最後の最後までメータル魂もやしていけるかーーーーー!!!」

アンコールでお見舞いするのは「不死鳥」。激しいリズムに応え、会場では頭を振り、拳を上げ、ステージの熱量に負けじと声を出していた。続けてラストの曲は Siriusの 1stシングル「Polaris」。ラスト、会場のファンは悔いを残さないとばかりに熱量を上げ、声を出し、腕を振り上げ、全身でライブを楽しんでいた。

「We are Sirius! ありがとうございました!!!」

熱狂の中、Siriusの 2ndワンマンライブは幕を閉じた。メンバーチェンジを乗り越え、これからこの 5人で歩みを始める Sirius。彼女達の想いは、アツい音楽と同様に固い決意とともに広がっていくだろう。音楽が好きでたまらない、そんな初期衝動を原点にした彼女達の強さは、これからますます進化していくことだろう。今後のライブが楽しみである。ぜひライブに足を運び、彼女達の成長を目にして欲しい。

Text: 大泉 繁

2024年11月1日 新宿WildSide Tokyo
Sirius 1stAnniversary ONE-MAN LIVE-Stardust way-

01.Maria
02.ADAMAS
03.Fake you
04.Reflection in the Darkness
05.烏鷺
06.夢見草
07.朝月夜
08.EDEN
 ~ギターソロ
 ~プレゼントタイム
 ~ドラムソロ
09.Playing Games
10.TRIGGER
11.ZEAL
12.TRIDENT
13.Fly High
14.Daffodil
15.LUCIFER
16.Stardust way

Encore
01.不死鳥
02.Polaris

Sirius Official X
https://x.com/Sirius_tw_

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