2018年12月25日クリスマスの日、TSUTAYA O-WESTにて CANDY GO!GO!がワンマンライブ「Christmas Special GIGS -2018 Final-」を開催した。
オープニングアクトは CANDY GO!GO!の候補生ユニットの「道玄坂上り隊」。夏井さら、瀬戸美咲希、宇野みずきが初々しいステージを披露し、フロアからは早くも大歓声が。OAが終わるとバンドメンバーがステージへ。そう、この日は「IDOROCK」の真骨頂、バンド編成でのフルステージとなる。オレンジ色のTシャツを着たファンが埋め尽くすフロア。会場が暗転、オープニングムービーに続いてバンド演奏が始まり、ついに CANDY GO!GO!のワンマンライブがスタートした。なぎさりん、菜月アイル、磯野未来、杉本莉愛、永瀬りか。CANDY GO!GO!の 5人は、この日、どんな進化を見せてくれるのか。
トップチューンは「ハイボールの制約」。イントロから全力で拳と声を上げるフロア。華やかなテープが舞い、5人が歌い、踊る。ダンス、そしてその視線には自信と貫禄を感じるほど。並々ならぬ想いを秘めて迎えたワンマン。CANDY GO!GO!の全力が、CANDYST(ファン)の全力が、炸裂するライブとなった。バンドのキメとダンスのキレがシンクロするステージ、5人の想いが、パワーが、気持ちが会場を満たしていた。間髪を入れずに「no-no-no」へ。サングラスをワンポイントに、気迫を感じさせるボーカルで会場を引っ張り、フロアを煽りまくる。全力で声を上げるフロア。早くも TSUTAYA O-WESTは CANDY GO!GO!の世界へと変貌していた。3曲目はシックなサウンドと雰囲気を醸し出す「Queen&Joker」。あらためて感じる 5人のフォーメーションの鉄壁さ。縦横無尽に、美しく、そして緻密にポジショニングを変化させる。続く「神様のイジ悪」では再度会場を煽りまくる 5人。フロアも全く負けずに全力で声を上げ続ける。何度もフロアを煽り、さらにヒートアップしていく会場。これぞ IDOROCKだ。
ここで一旦のブレイクでファンに向けてメッセージを伝えるなぎさりん。
「たくさんのイベントがある中、今日このライブを選んでいただいてありがとうございます!」
「ここが世界で一番幸せな空間になるように、CANDY GO!GO!史上、最高のライブにしていきたいと思います!!!」
5人が自己紹介と意気込み、そして感謝をフロアに伝え、ワンマンは一体感を増していく。優しく届ける「Kiss me more」では、ミドルテンポの曲に合わせて手拍子で応えるフロア。「メリークリスマス!!」 ラストの投げキッスが絵になる。鈴の音に響き、続くは「クリスマス・イヴ」。5人でなければ完成しない芸術的なステージが目の前に広がる。続いてバンドによる幻想的なSEの中、ゆっくりとポジショニングをとる 5人。そして「No Way Go Back」、さらに激しい曲で会場を攻める。迫力のハーモニー、全員が髪を振り乱す姿が美しい。ピアノの音に乗るイントロから「JUMP×JUMP」。菜月アイルの絶唱とも言える歌声にジンとくる。曲中、彼女から「みんな、今日は来てくれてありがとう!」というメッセージが。インターバル前の締めは「HONEY TRAP」。ファンキーな楽曲に乗せて所狭しとステージを駆ける 5人。負けじとファンは手を上げ飛び跳ね、ステージの彼女たちと共にライブを作る。
インターバル明け、衣装を変えて登場する 5人、のっけから会場を煽る磯野未来。「Yes-Yes-Yes」、「絶対加速少女C」、「JACK!」、「Cinderella Call」の全力チューンに 5人はパワー全開で臨む。フロアも全く負けずに全力で返す。ハイスピードチューンで会場の動きが一段と激しくなると、それに呼応するように 5人の動き、表情がみるみる熱くなっていく。楽曲中、全力のコールを続けるフロア。これぞライブだ。
一転、アコースティック編成で「静」の表情を見せる彼女達。「I’ll never be alone」でファンへの感謝を切々と歌い上げる菜月アイル。続いて、なぎさりんのアカペラでスタートした「CANDY」。彼女の『CANDY GO!GO!』への想いが飛びこんで来るような迫力。その想いの強さに反応するフロアに対し、振り絞るように歌い続けるなぎさりん。ここでも彼女達の気持ち、そして気合が会場中に漂っていた。「overdrive」を経て熱気を維持したまま、なぎさりんがフロアのファンへ感謝の想いを伝える。
「この一年は本当にたくさんのことがあって、挫けそうになったこともあったと思います。でも、これからは登るだけです! 私達のみんなに対する想いを込めた曲をラストに歌います!」
曲はなぎさりん作詞の最新シングル「Fake News」。ファンへの想いを込めて全力で歌い上げる 5人、そして全力で拳を振り上げる会場。ラストチャンスとばかりにかすれるほど叫び続けるフロア。この曲で彼女達は自らの強い意志とファンに対する感謝を歌っている。その想いが、気迫溢れるステージからひしひしと伝わって来る。
ワンマン本編が終了した。ファンに何度も感謝を述べ、手を振りながらステージを後にする 5人。即座に、フロアのパワーは無尽蔵だとばかりに大音量のアンコールが延々と続く。ファンの声に応えて登場した彼女達はブラックサンタクロースの衣装に身を包んでいる。「YOU」、「大切なお知らせ」とファンと共に楽しむ 5人。アップテンポの楽曲に手拍子で応え、ラストのコールは清々しいほどの全力を見せるフロア。そして再度フロアに想いを伝える彼女達。
「最高の時間をありがとうございます!!!」
「私達は、今の IDOROCKというスタイルに自信を持って活動しています。このスタイルをもっともっと世に広めるために、2019年もこの素敵なグループを盛り上げていきたいと思っています!!」
そして自らの手でこのワンマンを終わらせるように選んだ曲は「endroll」。綺麗なハーモニーと力強さが共存する美しい曲。フロアも全力を振り絞ったコールで応える。そう、エンドロールの次は新たなスタートが待っているのだ。
最後にステージ上で手を繋ぎ、フロアへの感謝を何度も伝える 5人。なぎさりん、菜月アイル、磯野未来、杉本莉愛、永瀬りか、この 5人が見る景色はどのように変わっていくのだろう。そこには常にファンの存在があるはずだ。集大成と位置付けたこの日のワンマン。MCも少な目に、パフォーマンスで、楽曲で、ステージで「今」の姿を見せ続けた CANDY GO!GO!。もしかすると、ファンに話したいことはたくさんあったかもしれない。しかし、それを封印し、ライブで真っ向勝負を挑んだ CANDY GO!GO!。それが彼女達の覚悟であったのだろう。
それこ
そが「ロック」だ。
Text: 大泉 繁
2018.12.25(火)
CANDY GO!GO!
Christmas Special GIGS -2018 Final-
渋谷 TSUTAYA O-WEST
01. MITSUKO (Inst.)
02. ハイボールの制約
03. no-no-no
04. Queen&Joker
05. 神様のイジ悪
06. Kiss me more
07. クリスマス・イヴ
08. No Way Go Back
09. JUMP×JUMP
10. HONEY TRAP
11. before daylight (Inst)
12. Yes-Yes-Yes
13. 絶対加速少女C
14. JACK!
15. Cinderella Call
16. I’ll never be alone
17. CANDY
18. overdrive
19. Fake News
20. The Sun Also Rises (Inst)
Encore
01. YOU
02. 大切なお知らせ
03. endroll
CANDY GO!GO!
New Single「Fake News」 (Type-A、B)
2018.10.30発売 各¥1,000(税込)3曲入り
発売元:R-Village MUSIC
販売元:タワーレコード株式会社
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