絶叫する60度、 魁・生誕記念ライブ、強烈ゲストと強烈フロアが全力で祝う!

清く正しくバカになれ。

現在、注目度急上昇中、年間300本以上のライブを開催し続けている、もんてろ、魁の 2人による「絶叫する60度」。4/22、高田馬場CLUB PHASEにて、L&P Attractive presents “All Happiness!!番外編”「絶叫する60度 魁生誕記念LIVE」が開催された。その 15時間前には、テレビ朝日「アイドルお宝くじ」への出演の模様が放送されたが、絶叫する60度は見事「アイドルお宝クイーン」春の陣で優勝する。彼女達の勢いは止まらない。この日のライブは、ゲストに SEX MACHINEGUNS、流田Projectという豪華な顔ぶれ、そして多数集結したえっふー(絶叫する60度のファン)が魁の生誕を祝う。

最初に登場したのは「流田Project」。紙のお面を付け、アニソンカバーから始まったバンドである。こう書くと、ネタバンド?と思われがちだが、8年の経歴は伊達ではなく、4人が作り出すグルーヴは強烈で実力は折り紙付きである。Dr.栗川雅裕のドラムは一音一音が重く、その音の組み合わせでリズムを、Ba.桃山竜二のこれまた重く硬いベースで楽曲の骨格を作っていく。その上に Gt.穴澤淳が華麗なリズムとソロ、そして Vo.Gt. 流田豊の圧倒的な表現力で、心地いい「流田Project」のサウンドが作られていく。

のっけからハイテンポナンバー「世界の果てに」をお見舞いするが、ほぼ満員の観客も負けていない。声を上げ、拳を挙げて早くもフルスロットル。Vo.流田が「魁ちゃん、おめでとうございまーす!」と祝い、3曲目、オリジナル曲で「聖闘士星矢Ω」の主題歌になった「未来聖闘士Ω」(セイントエボリューション)を披露。コーラスもきっちりと決まり、曲の作りはさすがである。そして「もってけ!セーラーふく」では、Ba.桃山竜二の超絶スラップが延々と続く。そのグルーヴが身体全体に伝わり、思わず身体が動いてしまう。そして人気急上昇中のアニメ「けものフレンズ」の主題歌「ようこそジャパリパークヘ!」。会場はすっかり熱気に包まれている。そして忘れてならないのは Vo.流田のネタと間が素晴らしい流れるようなMC。一度聞いて欲しい。さらに彼らのライブのテーマソング「GO!GO!ライブ」では、会場との掛け合いも見事に決まり、熱気はアガっていく。そこからラスト 2曲を突っ走り、「流田Project」のステージは終了した。そして会場はと見ると・・・ えっふー、既に汗ダク。早いって!(褒め言葉です)

続いての登場は SEX MACHINEGUNS。筆者は昔からのマシンガー。自分でもある程度予想できていたが、ツーバス連打の「あの」イントロ、「俺たちがー! SEX MACHINEGUNS!」の一発目の音が出た瞬間、頭がトンでしまう。いかん、し、仕事せねば、と必死でこらえる。マシンガンズ、ヤバイ、カッコエエ!(これでレポ終わってはいかん) 1曲目、いきなり超ハイテンションナンバー「みかんのうた」。筆者の意識は既に朦朧。Dr.LEONのドラム、音量がとてつもない。内臓に直接届くようなビートを笑顔で叩き続ける姿が凄い&恐い。そして Ba.SHINGO☆の重いベースと曲中の煽りが、マシンガンズだ!と思わせるキャラをきっちりとこなす。そしてサポートは古参マシンガーには嬉しい Gt.SUSSY。ギターを弾きながら会場に微笑みかける、思わず引き込まれてしまう SUSSYの笑顔も健在。そして Vo.Gt.ANCHANGのパワーと迫力、会場を乗せる煽り&喋りもキレッキレであった。

続いて「ファミレスボンバー」。フォーメーションも完璧、これぞマシンガンズだ! 初めて見るえっふーも多かったと思われるが、そこはえっふー。どんなライブでも楽しむのが彼らの真骨頂。特にマシンガンズは楽しめる! ANCHANGが「絶叫する60度、 魁・生誕ライブへようこそー!」と会場と共に祝う。そして ANCHANGらしい宣戦布告「絶叫する60度はもはや、アイドルとかそういう枠ではない。あいつら、倒さなあかん!」 そんな風に標的にされる絶叫する60度、羨ましい・・・ メタルらしいハイテンションMCと下ネタ上等のマシンガンズMCで会場の空気をグイグイ引っ張り、「ANACONDA」へつなぐと、会場の熱気はさらに加速していく。ヤバイ、楽しい。とんでもなく楽しい。

「TEKKEN Ⅱ」、「JAPAN」と代表曲を次々に披露するマシンガンズ。途中で繰り広げられる SHINGO☆の軽快なMC。「お前らの情熱はわかるよ! 伝わってくるよ! でもな、俺達にも極太の情熱があるんだ!!」と「情熱の炎」へ。そしてライブも終盤、「桜島」、「German Power」とパワー満載の曲でえっふーとの勝負。負けてない、負けてないぞ、えっふー。途中、「絶・叫・魂 誕生日パワー!」と歌詞を変えて祝う場面も。ド迫力のメタルサウンドとノリノリのえっふーに包まれた SEX MACHINEGUNSのステージは終了。そして会場はと見ると・・・ 先ほどに増して、えっふー達はさらにデロデロな状態である(褒め言葉です)。

ついに絶叫する60度の登場。えっふーも気合が入る。大歓声の中、魁、もんてろが登場し、1曲目は「桜は二度散る、そして二度咲く。」。えっふーは待ち焦がれたように、全てを爆発させるように、一気にテンションを MAXに持っていく。既にサーフで宙を飛ぶえっふー。2人のテンションも負けていない。そう、常に真剣勝負だ。そしてこの日の音作りも極悪。2バンドにも勝る勢いで低音が内臓を直撃する。そして魁がフロアに語りかける。

「みんな、生きてる?」
「今日の主役はわたし魁、そしてもんてろ、そしてフロアのみんなです。全力でブチ上がって行きましょう!」

えっふーのテンションは既に MAX。「ラブレター」、「三年days」と、もんてろの煽りに合わせて狂ったように(褒め言葉です)腕を振り上げるえっふー。そう、この絵があってこその絶叫のライブだ。

気合と楽しさを同居させる魁のステージングは見ていて楽しく、ステージからえっふーに視線を投げる時のもんてろの表情がとても自然だった。そこには、二人のフロアへの想いが現れていた。続いては「インディペンデンス・デイ」。この曲は、もんてろのロングトーンと魁の歌唱が綺麗に組み合わされる、ツインボーカルを活かした素晴らしい楽曲。ライブで見るとトリハダが立つほど素晴らしい。再度、魁がフロアに語りかける。「みんなからもらって嬉しいのは、みんなの笑顔と汗です!」 振り絞るような歌声に気持ちが乗っていると感じた「才の雨に撃たれて」。そして「絶叫ジャッジメント」、「大惨事ぼっち戦争」とたたみ掛ける 2人。

2人の溢れる想い、情熱が無制限にステージから流れ込んで来る。それを真正面から受け止めるえっふー。戦いでもあり、同士でもある。これが絶叫だ。

一瞬の静寂の後に流れたのは PUFFY「アジアの純真」。そう、これは先に記した「アイドルお宝くじ」で披露した曲。収録に入ることができなかったえっふーへの、2人からのプレゼントであろう。えっふーは腕を上げ、手を振り、PUFFYの曲と 2人のパフォーマンスを楽しんだ。そして魁がフロアへの感謝を語る。

「3回目の生誕で、こんな豪華なゲストと一緒にできるなんてほんと嬉しいです! ありがとうございます!」
「絶叫は、ステージとフロアで絶叫する60度なんだって思います。対バンの方達によく言われるんですけど、フロアの人達すごいねが 8割、腹筋すごいねが 2割・・・」

ここでもんてろのツッコミ。「もんてろ 1割なくない?・・・」
「あ! 腹筋すごいねが 1割、もんてろちゃんカワイイねが 1割でした!」

「今日のステージがあるのもみんなのおかげです。ありがとうございます!」
「最近はみんなの愛を感じることができるようになって、感じすぎて・・・」

溢れる想いを伝えたいと、言葉を選ぶのももどかしい様子の魁。大丈夫。その想いは伝わっているよ。そしてそんな想いを伝えたいと選んだ曲が「T字路」。切なくも力強い詞。まさに今の 2人の気持ちを表すような曲である。想い溢れる会場、ラストに投入されたのは、絶叫する60度の原点とも言っていい「Only Place We Can Cry」。最後の力を振り絞るように声を上げるえっふー。熱気、想いを MAXにして、絶叫する60度のステージは終了した。

「絶叫する60度でした! ありがとうございましたー!」

本編を終えると、ANCHANGと魁が MCとなり、出演者全員のサインが入ったぬいぐるみが当たる抽選会が。そして出演者のコラボバンド「絶叫する流田MACHINEGUNS」による「桜は二度散る、そして二度咲く。」をアンコールとして披露! メンバーは Dr.LEON、Ba.桃山竜二、Gt.ANCHANG、Gt.穴澤淳、そして Vo.魁・もんてろ。贅沢なバンド編成で贈る桜。えっふーも笑顔でステージに対峙する。出演者、フロア共に会場全体で作り上げた魁生誕ライブ、あたたかな想いを会場に残し、ライブは終了した。

絶叫する60度。己の信念に基づき「今」を生きる 2人。そしてそれを見守るえっふー。これからどんな進化を見せてくれるのか。いや、それは考えなくてもいいのかもしれない。「今」を追求する生き方を続けた結果、それはやってくる。その時も、彼女達の前で拳を振り上げようではないか。

Text: 大泉 繁

2017年4月22日(土)
L&P Attractive presents “All Happiness!!番外編”
「絶叫する60度 魁生誕記念LIVE」
高田馬場CLUB PHASE
【GUEST】 SEX MACHINEGUNS / 流田Project

●流田Project
01. 世界の果てに
02. only my railgun
03. 未来聖闘士Ω
04. Borderland
05. もってけ!セーラーふく
06. ようこそジャパリパークヘ!
07. GO!GO!ライブ
08. fake
09. Rising Hope
10. No brand girls

●SEX MACHINEGUNS
01. みかんのうた
02. ファミレスボンバー
03. ANACONDA
04. TEKKEN Ⅱ
05. JAPAN
06. 情熱の炎
07. 桜島
08. German Power

●絶叫する60度
01. 桜は二度散る、そして二度咲く。
02. ラブレター
03. 三年days
04. インディペンデンス・デイ
05. 逆襲という名の旋律
06. 才の雨に撃たれて
07. 空蝉の花
08. 絶叫ジャッジメント
09. 大惨事ぼっち戦争
10. アジアの純真(PUFFYカバー)
11. small money, sweet honey
12. T字路
13. Only Place We Can Cry

Encore:
●絶叫する流田MACHINEGUNS
01. 桜は二度散る、そして二度咲く。

流田Project オフィシャルサイト
http://nagaredap.jp/
SEX MACHINEGUNS オフィシャルサイト
http://sexmachineguns.smg-fire.com/
絶叫する60度 Twitter
https://twitter.com/zekkyo60
もんてろ Twitter
https://twitter.com/18Montero18
魁 Twitter
https://twitter.com/kai_422

タイトルとURLをコピーしました