Walking After U
左からキム・ソニ(Kim, Sunny)<key>、ペク・ヘイン(Baek, Hae in)<vo,b>、アッチャン(A-zzang)<ds>、ソン・ジア(Song, Jia)<g>
今年 9月のデビュー・アルバム『Unleash…』で念願の日本CD デビューを果たした韓国最強ガールズ・ロック・バンド「Walking After U」。アジア・ツアーを敢行している彼女達が先日、日本公演を終了。このツアーの中で多くのアーティストと共演をしてきた彼女達に、現在の心境についてインタビューを行った。なお、ギターのソン・ジアは病欠のため来日していない。
-先日の渋谷eggman(12/13、GIRLS ROCK SPLASH!!)のライブは素晴らしかったですね。
全員「ありがとうございます!」
-Walking After Uというバンド名には、どんな想いを込めているのでしょうか
ヘイン「ファンの立場だと、ステージを見ているお客さんが自分たちに着いていく、という意味、そして私たちの立場からだと、私たちがファンについて行く、という意味、そんな想いを込めて付けました」
アッチャン「私たちのライブはお客さんと一緒に、同じ時間、同じ空間を楽しんでもらう、そういうライブだと思っているので、そういう気持ちも込めています」
-今、お気に入りのバンド、アーティストはありますか?
アッチャン「ARESZさん! 昨日(12/18)も一緒にライブをしたんです。ほんとカッコいい!」
ヘイン「東京以外では、名古屋と福岡でライブをしたんですが、大阪ではまだやっていないので、大阪にどんなバンドさんがいるのか、気になっています」
-やっぱりハード系のバンドが好きですか?
アッチャン「必ずしもメタルやハードロック一辺倒ではないです。心に響くメッセージを伝えてくれるバンドが好きですね」
キム「オリジナリティのあるバンドが好きですね」
-初めて日本に来た時に、びっくりしたことや印象に残ったことはありましたか?
アッチャン「東京はお店がいっぱいあるのにびっくりしました。韓国ではそんなに多くないので」
キム「とにかく人も多いですね」
-Walking After Uの音楽性について考えていることはありますか?
ヘイン「ロックは爆発する音楽!」
キム「じっと演奏しているよりは、身体を動かしながら演奏するのが好きですね」
アッチャン「ライブをする時は、自由にやっていますね」
-日本の音楽シーンやオーディエンスについて、韓国や他の国と比べて違いや特徴などは感じましたか?
ヘイン「かなり違うと思います。韓国のお客さんは、どちらかと言うとお目当てのアーティストを見るというよりは、気に入ったら盛り上がるっていう感じです ね。あと、お客さんそれぞれが、個人でその人なりの楽しみ方で楽しんでいます。日本のお客さんは、1月に O-WESTでライブをした時に感じたんですが、たくさんのお客さんが同じテンポで、一糸乱れずに腕を振り上げるとか声を合わせるとか、団体の組体操みた いな(笑)、そういう楽しみ方をしているのが一番驚きました」
アッチャン「最初のツアーではアイドルと一緒にライブをやっていて、2回目 のツアーではメタル系のバンドと回ったんですが、日本はアイドルのお客さんも多いし、ロックを見に来るお客さんも多いし、日本は色々なジャンルそれぞれを 楽しむ人が多いんだな、ということがちょっと羨ましかったです。韓国ではやはり K-POPの人気が高いので、ロックバンドは多いんですが、お客さんの数はやっぱり少なくて。韓国でも色々なジャンルのアイドルやバンドはあるんですけど、日本に比べると、やる人も見る人もやっぱり少ないなって感じました」
-観客が皆で合わせて何かをやるっていうのは、アーティストを応援したい気持ちの表れだと思います
キム「ほんとにそう思いました!」
アッチャン「ライブが終わったら、会場でお客さん同士が「お疲れさまでした!」って言ってたのにすごくびっくりしました」
-Walking After Uのココを観て欲しい! というポイントはどこでしょう?
アッチャン「あれでしょ、「Blind」でヘインが水をブファーって上に噴き出すとこでしょ?」
ヘイン「なんでよ!(笑)」
アッチャン「そこじゃないか(笑)。そうですね、とにかくライブを見て欲しいですね。コールアンドレスポンス、腕を振り上げる、やり方は自由だと思いますが、楽しんでもらえる自信はありますね」
-今後、どういう存在になりたいか、意気込みをお教えください
キム「日本の皆さんにもっと知ってもらえて、聴いてもらえるようになりたいです! そして、ワールドワイドに活躍できたらいいなと思ってます!」
アッチャン「来年、ミニアルバムを発売するんですが、韓国の全国ツアーもやりたいし、もちろん日本、台湾、中国でも。それから、アメリカやヨーロッパにも行きたいです!」
ヘイン「世界一のバンドになりたいです! そして、絶対楽しんでもらえると思うので・・・」
全員「ライブに来い!!!」
最後は気合入れを含んだメッセージをくれた彼女達。そしてライブ前にメンバーで行うという「Walking After Uサイン」を見せてくれた。インタビューは終始和やかな雰囲気で、しかし時には自分たちの想いを熱く語っていた。精力的にライブ活動を行っている Walking After U。輝かしい未来に向かって突き進む彼女達。今後の成長と進化に期待が高まる。
Interviewed & Text: 大泉 繁
Walking After U バイオグラフィー
2013 年 4 月に韓国・ソウルで開催された『GIRLS ROCK FESTIVAL』Vol.6 でジョイント・ライヴを行った “RUBBER DUCKIE”と”SWINGZ”が合体して誕生。平均年齢 20 代前半の若さながら、韓国のみならず日本を初めとするアジア諸国やヨーロッパも視野を入れた活動を展開している。 日本より一足早く 2014 年 9月に母国で発表したデビュー・アルバム『Unleash…/アンリーシュ』は、日本唯 一のヘヴィメタル専門誌『BURRN!』2015 年 1 月号(シンコーミュージック刊)の輸入盤ディスク・レビューで紹介されたほか、日本での CD デビューに際しては、アジアと日本をつなぐ グローバル・ビジュアル・マガジンの 音楽編『AJ Music Special』(ぴあ刊)に、CN BLUE、AOA、サニーデイ・サービスら共にグラビアに登場。さらに、 南米アルゼンチンのロック情報サイト「HIGH NOISE」に単独インタビュー記事が掲載された。 キュートなルックスからは想像も出来ない確かな技術と抜群のドライヴ感、エモーショナルなロック・サウンドで 観客をグイグイ引っ張る演奏は“韓国最強ガールズ・バンド”の名にふさわしい。
Walking After U デビュー・アルバム
『Unleash…』
レーベル:LODIS COMPANY / INFINI JAPAN PROJECT LTD
2015 年 9 月 9 日(水)より絶賛発売中
(ディスクユニオンのみ購入者特典 DVD-R 有/「Blind」「Burn」PV&オフショット入 LIVE 映像「No Way(Aniya)」を収録)
LCCD-0001 定価 ¥2,700(税抜¥2,500)
歌詞対訳:加来順子
解説:大野祥之 / 高谷”Annie”学(DIABLO GRANDE) / Ryoji(GYZE)
<収録曲> 全 10 曲
M01. Burn / バーン
M02. The End / ジ・エンド
M03. Runaway / ランナウェイ
M04. P.O.T(Potion Of Time) / P.O.T(ポーション・オブ・タイム)
M05. Blind / ブラインド
M06. Bambi / バンビ
M07. I Don’t Wanna Die / アイ・ドント・ウォナ・ダイ
M08. No Way(Aniya) / ノー・ウェイ(アニヤ)
M09. Eye(Can’t Stop Staring / アイ(キャント・ストップ・ステアリング)
M10. Secret / シークレット
<配信ストア一覧>
iTunes、Apple Music、Amazon Music、Google Play Music、AWA、Spotify、Rdio、レコチョク、music.jp、oricon
ME!、LINE MUSIC、Tapnow ミュージックストア、mora(モーラ)、ListenRadio(リスラジ) and more….