★OPETH、10月13日発売DVD作品からライヴ写真公開!★
1990年に活動を開始してから20年、その深遠なる美しさと圧倒的な獰猛性を織り交ぜた独自の音空間を確立させながら、世界中に大きなファン・ベースを築き上げてきた、スウェーデンが誇る孤高の音楽集団、OPETH。彼らが活動20周年を祝して行ったスペシャル・ライヴを完全収録した『In Live Concert At The Royal Albert Hall』を10月13日にリリース!
伝統的なロイヤル・アルバート・ホールでの初となるプログレッシヴ・デス・メタル・コンサートとなったDVD作品から、ライヴ写真をいくつかピックアップ!
息をのむほどの美しい瞬間の数々をぜひご覧ください!
20年の活動の中で9枚の珠玉の名作達を生み出してきたOPETH。彼らはこの20年に及ぶ活動を記念して行われたライヴを完全収録した作品、『In Live Concert At The Royal Albert Hall』を10月13日にリリース! フロントマンのミカエル・オーカーフェルトが、この伝説的な会場「ロイヤル・アルバート・ホール」で演奏した事、どうやって演奏する曲を選んだのかなどについて話してくれました! このインタビューを読むと、ロイヤル・アルバート・ホールに対する熱い想いが伝わってきます!
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Roadrunner (以下RR): どうやって20年のキャリアを祝うこのアイデアが思いついたんですか?
ミカエル・オーカーフェルト(以下MA): ほんとに20年間やってるようには感じてないんだけれど、特に紙の上では20年は長い時間だし、年をとったと感じさせるね。でも俺たちは20年間やってきて、それをどうにか祝いたかったんだ。俺たちはこの20年間何もお祝いしていなかったからね、リリース・パーティーも、何もしてこなかった。
俺たちはショウか何かをしようと話しをしていて、キャリアの中のどこかでロイヤル・アルバート・ホールで演奏することを考えていたけれど、俺にとってそれはただ話をしていただけで、全然現実になるものではなかったんだ。でも俺たちはそれをやった。それはこの関連のツアーの最初にブッキングしたショウで、これがきまると突然このパーティーは大きなものになったんだ。
一回もショウをせずにいきなりロイヤル・アルバート・ホールでショウを行う、って事はしたくなかったから、世界中の同じような会場でいくつかショウをブッキングした。いや、同じような会場をとろうと頑張ったけれど、ほぼ不可能だったよ。ロイヤル・アルバート・ホールはすごく美しいからね。
ストックホルムのCirkus が最初のショウで、次にドイツのEssen の古い映画劇場(Lichtburg)、それからロイヤル・アルバート・ホールでショウを行った。ニューヨーク、ロス、そしてパリのBataclan Clubでも演奏した。そこはすごい素敵なところだったな。
基本的には俺たちはロイヤル・アルバート・ホールのために準備がしたかった。俺たちはそこで撮影する事を知っていたし、良いものにしたかったからね。そういう事で、俺たちは世界中で6つのショウを20周年を祝うために計画したんだ。
RR: セットに『Blackwater Park』 を丸ごと入れた理由は何ですか?
MA: 理由はそれが有名なアルバムだからさ。『Blackwater Park』 をやったときはバンド10年目だったけれど、このアルバム以前は正直俺たちに有利なものが何もなかったんだ。単純に、答えはこれが一番有名なアルバムの10周年記念で、”The Drapery Falls”、”Bleak”、”Harvest”や”Blackwater Park” のような、よく知られてる曲が多いからさ。
俺たちは1つのアルバムを連続してやろうと話しをしていて、そういうことをするのが最近バンドで流行っていたりもしたからね。以前にも同じことをやったことがあるけど。だからこれについて話しをしたときは、どのアルバムにしようかの議論さえしなかった。俺たちはただ「それじゃあ『Blackwater Park』の曲全てリハーサルしないと」、と言ったんだ。
RR: 第2部のセットリストはどうやって選びましたか?
MA: それは難しかったと思うよ。でももう『Watershed』 のためのツアーではないし、だからもうこのアルバムからは他のより聴かせる必要はなかった、ただのバンドとしてのキャリアのお祝いだからね。俺たちの曲はとても長いから2セット目ではどのアルバムからも1曲より多くは選べなかった。”Forest of October”は一番初めに演奏した曲で、曲の一部は俺がOpethで書いた初めてのものだ。演奏するのに楽しい曲で、今ではもうすごく古いからナイーブなんだけれど、俺はその曲が大好きなんだ。本当に未熟で本当にバンドのごく初期に戻るんだ。
2番目の曲は”Advent”、アルバム『Morning Rise』のオープニング曲で、そのアルバムの中でよく知られている曲だ。この曲はいまだ良く、ずっと昔にやったように聞こえると思う。
これが俺たちの曲の選び方の基本さ。演奏するのが好きな曲とある程度観客が聴きたいであろうと俺たちが思っている曲を選ぶ。でも、多くのものを選べなかったし、決してコンプリートはできないよね。
俺たちは”Black Rose Immortal” を演奏しようと考えていたけれど、あまり好きじゃないとこがあって、それ以上関われないんだ。俺たちが今までレコーディングした中で一番長い曲だから、観客はこの曲を聴きたいかもしれなかったけど、ベスト・ソングではないし、ただ一番長いだけだから、他のものに換えたんだ。
『Still Life』 の中の”The Moor”はみんなが聴きたい曲だと思う。ただ演奏するのが難しくいんだ。でもうまく演奏できたと思うよ。
RR: 当日の朝、ロイヤル・アルバート・ホールに着いたときはどんな感じでしたか?
MA: 夢みたいだったよ。そのショウについて緊張してはいなかったんだけど、いつも少し緊張する傾向があるから・・・ステージ恐怖症とかにちかいのかな・・・でも入るのはすごい夢みたいだった、幽体離脱したみたいな経験さ。見上げたら終わりのないような、ただなんて広い場所なんだって。大好きだよ。俺にとっては魔法のようだった。俺たちにとって魔法のような雰囲気だった。へまをしたけれど、今まで演奏したなかで一番のショウで、魔法のようで、単純明白だった。
全てのへまはDVDに収録されているよ! “The Lotus Eater”の最後でひどい失敗があって、俺が思うにカメラマンの一人がフレドリック・オーケソンのギターのケーブルを蹴って、フレドリックがそれを気にして(DVDで)アホみたく見えるんだ。でもそれはショウではつきものだろ? そんなことは起こえる・・・完璧なショウなんてないんだ。今までやった中で一番大きなショウでそんなことがあったから、より人間的でリアルだよ。
RR: あの夜を振り返ってみて、あなたのハイライトは?
MA: それは難しい質問だね。全てがハイライトだからなぁ。ただ”The Leper Affinity” は素晴らしかった。俺はより繊細な曲が好きで、その雰囲気を感じたら震えるだろうね(笑)。『Damnnation』の”Hope Leaves”を演奏したとき、この曲を演奏するのは大好きで、この曲が大好きで、この曲を歌うのが大好きなんだけれど、背筋がぞくぞくしたよ。