ANTHEM、妥協なき信念のもとに放たれる新作を7月リリース!

ヘヴィ・メタルにかける底知れぬ愛情と情熱と誇り。妥協なき信念のもとに生まれ、ついに世に放たれる「紋章」の名を持つ傑作。日本のヘヴィ・メタルの権化が「新次元」への第一歩を踏み出す!
 日本のメタル・シーンを牽引し続けるANTHEMが、08年10月にリリースした12thアルバム「BLACK EMPIRE」以来となる通算13作目のスタジオ・アルバム「HERALDIC DEVICE」をリリースする。
■再結成10年目!
 1992年に一度解散したANTHEMであったが、その9年後の2001年に柴田直人(b)、坂本英三(vo)、本間大嗣(ds)、清水昭男(g)というラインナップで復活し、8thアルバム「SEVEN HILLS」を制作・発表した。その2001年の再結成から10年という節目の2011年にリリースされるニュー・アルバム「HERALDIC DEVICE」。なお、再結成後は一度もメンバーチェンジを行なっておらず、現行の4人によるラインナップがANTHEM史上もっとも長く続いている。
■アルバム・タイトルは「紋章」の意!
 アルバム・タイトルの「HERALDIC DEVICE」とは、「紋章」を意味する。そう名づけた理由を、リーダーの柴田はこう語る。
「今回は、曲作りの初期段階から、頭の中にこれまで迄の曲のテイストとは少し異なった感じのメロディやサウンド・イメージがあり、それを形にする迄に時間がかかりました。実際レコーディングされた楽曲中には、これまであまりタッチしてこなかったようなものも存在しています。しかし、作業が進行すればするほど感じた事は、バンドにとってどれほど新鮮な曲形態であっても、その中にはやはり明確にANTHEMがいるという事でした。すなわち、いつでも自分たちがのめり込めるものを求め続け、形にする。結果、アルバムの傾向がどうであれ、そこには自分たちらしさが詰まっている。これこそがこのバンドの本質なのだな、と思うわけです。そして、これは紛れもなく『紋章』であると解釈し、アルバム・タイトルを『HERALDIC DEVICE』(紋章)としました」
■難産の末に産まれた作品
 実は「BLACK EMPIRE」に続くニュー・アルバムは、本来であれば2009年内からレコーディングを開始し、2010年春にはリリースされる予定であった。が、納得のいく曲作りが思うように進まず、先にデビュー25周年のライヴ・アルバム「PROLOGUE LIVE BOXX 2」を2010年6月にリリースし、夏にはアニヴァーサリー・ツアーを行なった。その後に曲作りを再開し、同年11月からレコーディングに突入するはずだったが、やはり作曲に納得がいかず、最終的にレコーディングが開始されたのは2011年1月末であった。そうして妥協することなく創り上げられた本作「HERALDIC DEVICE」は、まさしくデビュー26年目、再結成10周年の今年、ANTHEMがリリースするに相応しい作品として完成した。
■アルバム発売直後からツアーがスタート!
 アルバムが7月6日にリリースされてから間髪入れずに、7月10日からツアーをキックオフする。
【HERALDIC DEVICE TOUR 2011】
7/10(日)   北海道 札幌 cube garden
7/15(金)   福岡 DRUM Be-1
7/16(土)   大阪 umeda AKASO
7/18(月・祝) 愛知 名古屋 ELL
7/23(土)   神奈川 川崎 CLUB CITTA’
(※7/9の仙台公演は、会場であるMACANAが震災の影響で使用できなくなったため、延期となりました)

ANTHEM
「HERALDIC DEVICE」
2011.7.6発売
\3,150 (tax incl.)
VICP-64961
1. The Sign
2. Contagious
3. Go!
4. Blind Alley
5. Rockbound
6. Wayfaring Man
7. Code Of The Silence
8. In The Dead Of Night
9. Remains
10. Living Proof
Produced by Naoto Shibata
All songs written by Naoto Shibata, except Tr.7 written by Akio Shimizu
Mixed by Akitomo Takakuwa on Tr.1, 4, 5 & 8, Yosuke Watanabe  on Tr.2, 3, 6 & 10, Takahisa Yuzawa on Tr.7 & 9
Mastering by George Horn at Fantasy Studios, San Francisco, CA
<BIOGRAPHY>
 81年、柴田直人(b)を中心に結成。メジャー・デビューを目前に控えた84年にヴォーカリストのトニー前田が脱退。後任として坂本英三を迎え、柴田、坂本、福田洋也(g)、大内”MAD”貴雅(ds)というラインナップで、85年「ANTHEM」でデビュー。 その後「TIGHTROPE」(86年)、「BOUND TO BREAK」(87年)とリリースし、順調に活動を続け人気を上げていく。L.A.でのライヴ実施など順風満帆に見えた活動の中、突如坂本が脱退、新たに森川之雄を新Vo.に据え「GYPSY WAYS」(88年)、「HUNTING TIME」(89年)とクオリティの高いパワー・メタル・アルバムを発表し続けるが、「NO SMOKE WITHOUT FIRE」(90年)のリリース直前に福田がバンドを去る。その後、中間英明(元HURRY SCUARY)を後任ギタリストとして迎え、新編成でのロング・ツアーを行い、レコーディングに突入しようとするが、音楽性の違いから中間が脱退。長期にわたるオーディションの末、当時20歳の清水昭男を後任に迎え、「DOMESTIC BOOTY」(92年)を発表するも、バンドは解散を表明。同年7月にラスト・ライヴ(同年リリースの「LAST ANTHEM」に収録)を行い、10年以上にわたるその歴史に幕をおろした。
 00年、グラハム・ボネットをヴォーカルに迎えて制作された、セルフ・カヴァー・アルバム「HEAVY METAL ANTHEM」をリリースし、グラハムと共に久しぶりにファンの前に姿を現したANTHEMは、01年ついに本格的に活動を再開。9年ぶりのANTHEM名義でのアルバム・リリースにむけ坂本英三、柴田直人、清水昭男という歴代メンバーに元E・Z・O - LOUDNESSの本間大嗣(ds)というラインナップによる復活第1弾アルバム「SEVEN HILLS」(01年)を完成させる。
 そして復活第2弾アルバム「OVERLOAD」を02年に発表。また、03年初頭に行われたこのアルバム・リリースに伴うツアー『OVERLOAD TOUR 2003』は、ライヴ・アルバム「LIVE’ MELT DOWN」(03年)として発表された他、川崎クラブチッタにて収録された映像を編集したDVD作品「LIVE’ MELT DOWN - THE SHOW STILL CARRIES ON』も同年にリリース。
 03年を曲作りで締め括り突入した04年、自らを削ぎ落とすが如く凄まじいまでの制
作過程を経て、通算10作目のオリジナル・アルバム「ETERNAL WARRIOR」を完成、そして発表。メジャー・デビュー20周年目となる05年へ向けて、初期3枚のアルバムを収録曲順通りに演奏するという、「プロローグ」シリーズと銘打った渋谷BOXXでのライヴ・シリーズを敢行。
 そして迎えた05年。7月には旧メンバー3人(大内、福田、森川)を全公演ゲストに迎えたアニヴァーサリー・ツアーを全国6ヶ所で行い、8月には限定5,000セットの発売となった「PROLOGUE LIVE BOXX」(先ほどの「プロローグ」シリーズから、初期3枚のアルバムを完全再現したパートのみをディスク3枚に分けて収録)のリリース。そしてこのアニヴァーサリー・イヤーの集大成とも言うべきDVD「ANTHEM 20th ANNIVERSARY TOUR 2005』をリリース。10月には『LOUD PARK』へ出演、11月26、27日にはSHIBUYA BOXXで『THE BEGINNING』と題されたスペシャル・ライヴも敢行した。06年には、傑作と呼ばれる通算11作目「IMMORTAL」を発表。
 「IMMORTAL」発表後は、長期ツアーに出発。ツアーの合間には新生ANTHEMを総括するベスト盤「CORE~BEST OF ANTHEM」をリリース。そして08年、ニュー・アルバムの制作時の7月上旬に、本間が交通事故で重傷を負う。不幸中の幸いにもドラム・トラックは全て録り終えていたことから、通算12作目となる「BLACK EMPIRE」は予定どおり同年10月に発表され、その直後より『BLACK EMPIRE TOUR』を開始。ただし完治していない本間は帯同せず、オリジナル・ドラマーの大内をヘルプに迎えての敢行であった。
 そして09年には、2010年のデビュー25周年を見据えて、ライヴDVD「LIVE IMMORTAL」をリリース。晩秋からはニュー・アルバムの制作へ突入する予定であったが、曲作りに納得がいかずレコーディングを延期。その間に、25thアニヴァーサリーの企画を遂行していく。2010年2月には『PROLOGUE 1』、『同2』と銘打ち2夜連続ライヴを行い、4月にも『PROLOGUE 3』を実施。6月には、『PROLOGUE 1&2』における「GYPSY WAYS」と「HUNTING TIME」の完全再現パートを収録した「PROLOGUE LIVE BOXX 2」をリリースし、7月には25thアニヴァーサリー・ツアーの本編を迎えた。そのツアーが終了後、延期していた通算13作目となるスタジオ・アルバムの制作を再開。「SEVEN HILLS」での再結成から10年が経過した2011年にアルバム「HERALDIC DEVICE」をリリースする。
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