MEGADETH、最新アルバム『TH1RT3EN』リリース! 収録曲を公開!

MEGADETHが最新アルバム『TH1RT3EN』をリリース。このアルバムに収録されている”Black Swan”もあわせて公開された。
 「インテレクチュアル・スラッシュ・メタル」なる新基軸を打ち出し、まさに「メタル」史に燦然とその名を刻みこむ唯一無二のバンド。「メタル・ミュージックのアイコン」であり「カリスマ」でもあるデイヴ・ムステイン率いるMEGADETH。
 彼らの13作目となるアルバム『TH1RT3EN』が遂に発売された。オリジナル・メンバーでもあるベーシスト、デイヴィッド・エレフソンが昨年2月に復帰後初となるこのアルバムは、「このアルバムは、今まで発表してきた作品の最高点とも言える作品だ。このアルバムには俺のすべての感情が捕えられているし、俺の最も誇りに思う瞬間が、封じ込められている。今までとは違うギター・サウンドを手にすることが出来たしな」 と、デイヴ・ムステイン自ら語るほどに完成度が高い、単なる過去の焼き直しではない、現在の「MEGADETH」が高らかに鳴り響いている作品に。
 また、アルバム発売と同日、このアルバムに収録された楽曲”Black Swan”がHOTTOPIC.comでプレミアム公開された。
“Black Swan”(Audio)
ファースト・シングル曲”Public Enemy No.1″(Audio)
YOUTUBE:http://youtu.be/_Q3gUUs33wY
ゲーム音楽としても使用されている”Never Dead”(Audio)

MEGADETH / TH1RT3EN
01. Sudden Death
02. Public Enemy No.1
03. Whose Life (Is It Anyways?)
04. We The People
05. Guns, Drugs, & Money
06. Never Dead
07. New World Order
08. Fast Lane
09. Black Swan
10. Wrecker
11. Millennium Of The Blind
12. Deadly Nightshade
13. 13
14. Public Enemy No.1 (Live)
 複雑かつ鋭角的なリフを織り込んだ独自の曲展開、痛烈なまでの歌詞世界とその何人をも寄せ付けない強靭なスタイルを武器に「インテレクチュアル・スラッシュ・メタル」なる新基軸を打ち出し、まさに「メタル」史に燦然とその名を刻みこむ唯一無二のバンド、それが、「メタル・ミュージックのアイコン」であり「カリスマ」でもあるデイヴ・ムステイン率いるメガデスだ。
 以降のバンドに多大なる影響を与え続ける彼らが、通算12 作目となる最新作『サーティーン(原題: TH1RT3EN)』を完成させた。圧倒的なあのギター・ソロの応酬、そして複雑に絡み合いながら圧巻の音像を吐き出すリフ&リズム展開、そしてまさしく鋭利な刃物のように放たれるデイヴ・ムステインのあのボーカル・ワーク…、自らのキャリアを総括し、さらに新たなメタルのスタンダードを作り上げた、強靭な説得力を持つ究極のアルバムを再び生み出したのだ。
 「俺がギターを弾き始めたのが13 歳の時で、俺の誕生日は9 月13 日、そしてこれは俺達にとって13 枚目のアルバムだ。だから、アルバム・タイトルを『サーティーン』にするのはまさしくこのアルバムに相応しいと思ったのさ」 ─ デイヴ・ムステイン
 プロデューサーにジョニーK(ディスターブドやステインド、マシーン・ヘッドらを手掛ける)を迎え、
ムステインが所有するVIC’S GARAGE STUDIO にて制作された今作は、まぎれもないメガデス・サウンドでありながら、今までとは違う、各楽器のサウンドがラウドでありながらタイトに鳴り響く、「モダン・メガデス・サウンド」とも言える色合いを放っている。
「このアルバムは、今まで発表してきた作品の最高点とも言える作品だ。このアルバムには俺のすべての感情が捕えられているし、
俺の最も誇りに思う瞬間が、封じ込められている。今までとは違うギター・サウンドを手にすることが出来たしな」 ─ デイヴ・ムステイン
 彼の言葉の通り、今作『サーティーン』に収録されている楽曲は、過去発表してきた作品のテイスト全てを凝縮し、そこに現在の彼自身、そしてバンド自身の持ちうる力/感情全てを付け加えた、強靭なサウンドが力強く渦巻いている。1983 年から2002 年までバンドで活動していたデイヴィッド・エレフソンが電撃復帰し、『ラスト・イン・ピース』20 周年を記念するツアーを行った事も一つの要因なのか、単なる過去の焼き直しではない、現在の「メガデス」が高らかに鳴り響いている作品だ。アルバム発表に先駆けて、ゲーム「ギター・ヒーロー」用に書き上げられた、エレフソン復帰後初となる音源「サドゥン・デス」は、その研ぎ澄まされた緊張感と攻撃性に満ちたリフとソロの応酬、そしてキャッチーさすら漂わせるコーラス・パート、その全てが「これぞメガデス」ともいうべき圧倒的な説得力を持っており、その新たなメガデスを象徴するこの楽曲が今作の1 曲目に選ばれている。
 その後に続く今作からのリード曲となる「パブリック・エナミー・ナンバー1」が持つ疾走感あふれるスタイルは、全メタル・ファンが熱狂する事間違いなし、といっても過言ではないほどの、今後メタル史でも語り継がれるであろうアンセムだと言えよう。他にも初期メガデスを髣髴とさせながらも、あのスピーディな楽曲にキャッチーなコーラスを乗せるという新たな音像を見せつけてくれる「ネヴァー・デッド」(この曲は、ゲームにも使用されている)や「ニュー・ワールド・オーダー」といった昔からのメガデス・ファンも涙するほどの完成度に満ちた楽曲が次々と押し寄せてくる。
 そしてアルバム本編を飾る「13」は、アコースティック・ギターで幕を開けるヘヴィ・バラード的な楽曲なのだが、ムステインの感情を押し殺しながらもその激情を徐々に吐き出していくボーカルに、つい引き込まれてしまうほどの完成度を誇っているのだ。ちなみに今作に収録されている「ニュー・ワールド・オーダー」と「ミレニアム・オヴ・ザ・ブラインド」の2曲は、『ユースアネイジア』(94 年)時に書き上げられた楽曲だ。同アルバムの2004 年リマスター版に当時の音源が収録されていたのだが、今作のために新たにアレンジを施してレコーディングされたものだ。この昔の楽曲が全く違和感なくこの新作に溶け込んでいるのも、今作が今までのメガデス・サウンド全てを総括しながらも新たなスタイルを築き上げた作品であることの証明だとも言えるかもしれない。
 13 作目にして最強の攻撃力を持つ作品『サーティーン』をシーンに投下する大量殺人兵器「メガデス」。またしても他の追随を許さないほどに強靭な作品を作り上げてくれたのだ…。
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