エアロスミス、10年振りのMV「レジェンダリー・チャイルド」全世界同時公開!

全世界待望! アルバム総売上1億5千万枚とアメリカのロック・バンドで史上最高のセールスを誇るエアロスミスの大復活シングル「レジェンダリー・チャイルド」のミュージック・ビデオがYouTubeで遂に公開となった。

 本楽曲は今秋発売予定の11年振りとなるオリジナル・アルバム『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション』からの1stシングルで、オリジナル曲のシングル・リリースとしてもなんと10年振りとなる。スティーヴン・タイラー(Vo)&ジョー・ペリー(G)というロック界の“最強タッグ”によって制作された“エアロ節”炸裂のロックンロールなこの楽曲は、アルバム・リリースに先立って、現在iTunes、mora、レコチョクなどで購入可能だ。遂に動き出したモンスター・バンド、エアロスミスに今年は目が離せない!

YouTube
 本ミュージック・ビデオはアドヴェンチャー映画のコマーシャル風の仰々しいナレーション入りプロローグで始まる。そこでは、エアロスミスが40年以上の活動の中で、ありとあらゆる流行りや困難に直面してきたが、それら全てを乗り越えてきてたことがユーモアたっぷりに語られている。この「全て」の内容とは、離婚、薬物中毒、悪徳マネージャー、狂った弁護士、ストーカー被害、サメの強襲、マズイ寿司などなど。そして、この楽曲はこれまでの彼らの苦闘と勝利への道を駆け上がるストーリーであり、エアロスミスそのものを象徴している、という言葉で締められる。
 そんなプロローグが終わるや否やジョー・ペリーのギター・ノイズがフェード・インしてきて本編がスタートする。メンバー全員が“還暦オーバー”とは思えぬほど、エネルギッシュで若々しさに溢れたライヴ・パフォーマンスを軸にビデオは展開される。もちろん、ファンにはお馴染のスティーヴンとジョーが1本のマイクを挟んで寄り添う絡みも健在だ。そしてインサートされるドラマ部分では、とある怪しげな組織から狙われ、秘密めいた“黒い箱”を持ってローラースケートで逃げる謎の美女が登場する。この美女が演じるストーリーこそエアロスミスのこれまでを表現したものなのだ。ちなみにこの気になる美女、映画『スパイキッズ』シリーズの“カルメン”役で有名になった現在23歳の女優兼歌手のアレクサ・ヴェガである。スティーヴン・タイラーは同映画がお気に入りらしく、今回の楽曲タイトルが“伝説の子供”でアレクサ出演の映画が“スパイの子供”であることからもわかるように、楽曲イメージにアレクサがピッタリだったことが、どうやら起用の決め手になったようだ。ビデオの最後に、その美女が無事逃げ切り“黒い箱”を開けるところで、アメコミ風の「TO BE CONTINUED…」のテロップが出て来てくる。この話の結末が果たして次回のビデオで明らかにされるのか…?乞うご期待!といったところか。
 エアロスミスはこの11年の間、カヴァー作品やベスト盤などの発売と世界ツアーは行ってきたものの、ファンが最も待ち望むオリジナル・アルバムを発売して来なかった。ビデオのプロローグにもある通り、一時はメンバー間の確執やドラッグ問題の再燃、スティーヴン・タイラーのステージ落下による怪我、足の病気、そして誰しもが驚いた人気TV番組『アメリカン・アイドル』のレギュラー審査員としての出演などから、キャリア史上最大級の“バンド存続の危機”を迎えたが、これら全てを乗り越えて、昨夏にメンバーが再結集しついに本腰を入れてアルバムの制作を開始した。そしてスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーが中心となり、他のバンド・メンバーと共にスタジオで練り上げた曲の数々を収録したニュー・アルバムが既に完成しているとのことだ。ジョー・ペリーは「今までとは違うプロセスで完成した。外部の共作者をいろいろ起用した過去数作品とは違い、バンド・メンバーだけで書いた曲が多く収録されているんだ」と語っている。スティーヴン・タイラーは「クソやばいアルバムになる、楽しみにしててくれ!」とアルバムの内容に自信たっぷりであることをファンに報告している。
【「レジェンダリー・チャイルド」購入リンク】
iTunes
https://music.apple.com/jp/album/legendary-child-single/529779419
mora
【アルバム情報】
エアロスミス
『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション』
今秋発売
【バイオグラフィー】
 スティーヴン・タイラー(Vo)、ジョー・ペリー(G)、ブラッド・ウィットフォード(G)、トム・ハミルトン(B)、ジョーイ・クレイマー(Dr)からなるアメリカン・ロック史上最強の5人組。1970年代初めにボストンでバンド結成。1973年にアルバム『Aerosmith/野獣生誕』でデビュー。名盤『Rocks/ロックス』(1976年)や90年代の大ヒット・アルバム『Get A Grip/ゲット・ア・グリップ』など全米トータル・アルバム・セールスは6,700万枚(歴代10位)、全世界でのトータル・アルバム・セールスは1億5千万枚に到達する。80年代頭には一時メンバー脱退劇、解散状態のどん底にいたが、1986年にRUN DMCと共演した「ウォーク・ディス・ウェイ」で見事復活。その後「エンジェル」「エレヴェイター・ラヴ」「リビング・オン・ジ・エッジ」「クレイジー」「フォーリング・イン・ラヴ」などの大ヒットを生み続け、80年代後半~90年代に第2の黄金期を迎える。古巣であるソニー・ミュージックに移籍後、日本でも洋楽アーティストとして初の4大ドーム・ツアーを成功させ、98年映画『アルマゲドン』主題歌の「ミス・ア・シング」(全米1位)で90年代を感動的なメガ・ヒット・バラードで締めくくった。2001年『ジャスト・プッシュ・プレイ』から「ジェイデッド」という大ヒット曲も生まれ、日本でも携帯電話キャリアなどのCMソングになるなど話題となった。2001年、“ロックの殿堂”入りを果たす。バンドとして
の受賞歴は他にも、「ピープルズ・チョイス・アワード」2回、「ビルボード・ミュージック・アワード」6回、「アメリカン・ミュージック・アワード」8回、「ボストン・ミュージック・アワード」23回、「MTVビデオ・アワード」12回、そして「グラミー賞」4回。さらには、「ミス・ア・シング」で「アカデミー賞/最優秀主題歌賞」にもノミネートされた。また、ローリング・ストーン誌とヒット・パレード誌でも「最優秀ロックバンド」に選ばれている。“MTVアイコン”に選ばれた初のロック・バンドでもある。1972年以来行ってきたツアーの総距離は地球36周分にも匹敵する。70年代から実に5世代にも渡って人気を獲得してきた、最もファン層の広いロック・バンドである。11年11月~12月にかけて3週間に及ぶ7年振りのジャパン・ツアーを行い、新作が無いにもかかわらず10万人以上を動員、その健在ぶりを証明したのは記憶に新しい。
 「レジェンダリー・チャイルド」ミュージック・ビデオ
エアロスミス公式サイト
エアロスミス日本公式ツイッター

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