(C)2012 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC
オリンピックを経て開催国イギリスの音楽に注目が集まったが、次に熱くなる音楽シーン、ジャンルはなんだろうか? その答えを、9月21日(金)に公開される映画『ロック・オブ・エイジズ』が握っている。トム・クルーズが「失神者を続出させる、伝説のロックスター」という役に挑戦し、映画『シカゴ』でも素晴らしい歌唱を披露したキャサリン・ゼタ・ジョーンズら豪華キャストと共に、歌の吹き替えを一切使用せず80年代のロック・アンセムをカヴァーする、話題必至のロック・ミュージカル映画だ。この『ロック・オブ・エイジズ』は『glee(グリー)』を手掛けたアダム・アンダースが音楽監督を担当。80年代ロックを知っている世代も知らない世代も、思わず一緒にシング・アロングせずにはいられなくなる様な熱量に満ち溢れている。
80年代ロックといえば、ジャーニー、ポイズン、ホワイトスネイク、などが象徴するように、ハードなディストーションギター、思わず歌いたくなるキャッチーなメロディーやリフ、パーン!と明るい音のドラム、メロディアスで重厚なコーラスなどが想起される。ファッション面でも、タイトなパンツ、振り乱すことに特化されたかのような長髪、バンダナ、レザー製品各種、ゴツい金属アクセサリーを身にまとう若者たちが街に溢れた。80年代ロックは一つの現象、文化であり、巨大な熱量を持っていた。本作ではトム・クルーズを始めとしたキャストたちが、この世界観を完璧に再現している。また80年代ロックは「酒、煙草、女」といったやんちゃな側面を持ちながらも、どこか真っすぐで、若者ならではの熱や煌めきを放っていた。幾年の時が流れた今も、「この時代の音楽が一番好き」、「文化として分かりやすく、楽しかった」と思い返す方も少なくないのではないか。
そして、この熱量を証明するかのように、今年6月に本作が先行公開されたアメリカでは、オリジナル・サントラCDが全米アルバム・チャートで5位にランクインした。キャスト歌唱のサントラ作品が、世界中のトップミュージシャンたちが競合する全米チャートで5位にランクインするのは異例中の異例。勿論、ハードロック・アルバム・チャート、サウンドトラック・チャートでは堂々の1位を獲得した。日本でも、「歌手トム・クルーズ、全米チャートデビュー!」という見出しで大きな話題になった。
豪華キャストが80年代の大ヒットロック曲をカバーするこのサウンドトラックCDが、日本でも映画公開に先駆けて好評発売中だ。日本盤は特別にキャストと一緒に歌える「シンガロング・インストゥルメンタル」ヴァージョン(=主旋律以外を収録したマイナス・ワン)が4曲収録されている。また、80年代ロックにハマった方のためにも、映画に登場した楽曲のオリジナル・アーティストVersionを収録したコンピレーションCD『ロック・オブ・エイティーズ ~R.O.A.的音楽のススメ~』が8月22日に発売される。『ロック・オブ・エイジズ』は映画化される前にブロードウェイでミュージカル化されていたが、このコンピCDにはミュージカルでしか使用されなかった楽曲も収録される。更に、『ロック・オブ・エイジズ』の世界観を体現する「R.O.A.(ロック・オブ・エイジズ)的おススメ曲」も加えられた、2 枚組全34 曲という豪華な構成となっている。収録アーティストは、ジャーニー、ポイズン、ホワイトスネイク、ナイトレンジャー、REOスピードワゴンら、まさに80sロックの金メダリストたち。このコンピレーションCDと、映画のサウンドトラック盤をそろえることで、
1. コンピCDで80年代ロックのオリジナル曲を予習。
2. 映画を観る。楽しむ。
3. サントラで感動を復習する。
4. サントラでキャストと一緒にシンガロングする。
というフルコースの楽しみ方も可能になる訳だが、単体でもそれぞれ素晴らしい音楽作品となっている。映画公開まで残り1カ月を切ったということで、オリンピック開催に伴ったイギリス音楽ブームに続く、80年代ロックのブームの到来も期待したい。
【映画『ロック・オブ・エイジズ』情報】
時は1980年代、とてつもないサクセスストーリーとスキャンダルがあふれ返る黄金時代。場所はハリウッドのサンセット・ブルバード、世界中の人々が富と名声を夢みて集まる憧れのストリート。そこに待ち受けているのは輝かしい成功か、それとも華々しい転落か。一度は夢を叶え、人気の絶頂を極めたロックスターも、そんな崖っぷちに立つひとり。夢を見失い落ちぶれかけた彼は、目の前の現実に挫けそうになりながらも諦めない若者たちの姿に、もう一度自分の夢を取り戻そうとするのだが…。
2012年9月21日(金)全国ロードショー
(C)2012 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC
キャスト:トム・クルーズ/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ/アレック・ボールドウィン/ジュリアン・ハフ(『バーレスク』)/ディエゴ・ボネータ/ポール・ジアマッティ/ラッセル・ブランド/メアリー・J.ブライジ/マリン・アッカーマン/ブライアン・クランストン
監督:アダム・シャンクマン(『ヘアスプレー』)
原題:ROCK OF AGES
配給:ワーナー・ブラザース映画
【商品情報】
1. 『ロック・オブ・エイジズ』
オリジナル・サウンドトラック
好評発売中
SICP-3540
税込¥2,520
2. 『ロック・オブ・エイティーズ
~R.O.A.的音楽のススメ~』
8月22日発売
SICP-3515
税込¥2,940
Sony Music Shop 商品ページ
【『ロック・オブ・エイティーズ ~R.O.A.的音楽のススメ~』トラックリスト】
◎は、映画版・ミュージカル版双方の登場曲
○はミュージカル版のみの登場曲
☆はR.O.A.的おススメ曲
DISC1
01.ドント・ストップ・ビリーヴィン|ジャーニー ◎
02.まるっきりパラダイス|デイヴィッド・リー・ロス ◎
03.ナッシン・バット・ア・グッド・タイム|ポイズン ◎
04.シスター・クリスチャン|ナイト・レンジャー ◎
05.強気で愛して|パット・べネター ◎
06.Oh, シェリー|スティーヴ・ペリー ◎
07.モア・ザン・ワーズ|エクストリーム ◎
08.へヴン|ウォレント ◎
09.ミスティ・ハート|クォーターフラッシュ ◎
10.アイ・ウォナ・ノウ|フォリナー ◎
11.ヒア・アイ・ゴー・アゲイン|ホワイトスネイク ◎
12.涙のフィーリング|REO スピードワゴン ◎
13.ロック・アメリカ|デンジャー・デンジャー ☆
14.ファイナル・カウントダウン|ヨーロッパ ○
15.へヴン・イン・ユア・アイズ|ラヴァーボーイ ☆
16.カモン・フィール・ザ・ノイズ|クワイエット・ライオット ◎
17.ハリケーン|スコーピオンズ ◎
DISC2
01.シスコはロック・シティ|スターシップ ◎
02.ウィア・ノット・ゴナ・テイク・イット|トゥイステッド・シスター ◎
03.永遠の愛の炎|チープ・トリック ☆
04.キープ・オン・ラヴィング・ユー|REO スピードワゴン ○
05.パラダイス~フットルース愛のテーマ|アン・ウィルソン&マイク・レノ ☆
06.キャリー|ヨーロッパ ☆
07.ノー・ワン・ライク・ユー|スコーピオンズ ◎
08.キス・ミー・デッドリー|リタ・フォード ○
09.エブリー・ローズ・ハズ・イッツ・ソーン|ポイズン ◎
10.ドント・ユー・エヴァー・リーヴ・ミー|ハノイ・ロックス ☆
11.シャドウ・オブ・ザ・ナイト|パット・べネター ◎
12.ザ・サーチ・イズ・オーヴァー|サバイバー ○
13.プリーズ・ドント・リーヴ・ミー|プリティ・メイズ ☆
14.ラヴ・オブ・ア・ライフタイム|ファイアーハウス ☆
15.ヒート・オブ・ザ・モーメント|エイジア ○
16.ホエン・アイ・シー・ユー・スマイル|バッド・イングリッシュ ☆
17.お気に召すまま|ジャーニー ◎