BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE、雨の中 14,000人の動員!

BUCK-TICKが主催する野外ロックイベントが、9月22日、23日と2日間にわたり、千葉・千葉ポートパーク内特設野外ステージにて行われた。
「BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE」と題されたこのイベントは今年メジャーデビュー25周年を迎えたVo.櫻井敦司、Gt.今井寿、Gt.星野英彦、Ba.樋口豊、Dr.ヤガミ・トールからなる5人編成のロックバンドBUCK-TICKが主催する一大ロックイベントで、20周年の際に彼らが主催をし、大成功を収めたイベントの第2弾となり、前回の1日開催に対して今回は2日連続での公演とスケールもパワーアップしての開催となった。
イベントには主催者であるBUCK-TICKと7月4日に発売されたトリビュート・アルバム「PARADE Ⅱ~RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK~」に参加をしている彼らに影響を受けた12組のアーティスト達が登場。2日間の観客動員数は2日目の雨天にも関らず約14,000人に及んだ。
ステージにセットされたスクリーンに各日の出演者の名前が挙がった後「BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE!!」と櫻井の宣言にて幕を開けたBUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE。22日、23日の両日に渡り、多くの出演アーティストがBUCK-TICKのカバー曲を披露するなどし、メジャーデビュー25周年に華を添えた。
夢のコラボレーションも今回イベントの見所の一つであり、22日の公演ではcali≠gari(カリガリ)の演奏する『MISTY ZONE』に今井がサプライズ出演したのを始め、THE LOWBROWSの『スピード』演奏時にも再び飛び入り参加をした他、BUCK-TICKの名曲「JUST ONE MORE KISS」をカバーしたBREAKERZのVo.DAIGOは今井寿のトレードマークである左頬に記されているB-Tペインティングにちなみ自身のバンド名BREAKERZからB-Zをペインティングして登場するなど会場を盛り上げ「(この舞台に立てる事を)メンバー全員で話しあったんですよ!そしたら全員一致で「光栄」という言葉が揃いました。」と主催するBUCK-TICKを称えた。
23日の公演は生憎の雨天での開催となったが、トップバッターで登場した氣志團が1曲目にBUCK-TICKのカバー「MACHINE」を熱唱すると、詰めかけた約7000人のファンは雨を吹き飛ばす勢いで大熱狂。そして、氣志團の大ヒット曲「ONE NIGHT CARNIVAL」の楽曲中の語り歌詞を「俺、BUCK-TICKと一緒にGIGやってるんだぜ!そこにわけなんかある?」と歌詞を変更しての歌唱の他、MCにおいて「BUCK-TICK様の後継者は俺達!」とBUCK-TICKへのラブコールも飛び出した。
この日もBUCK-TICK FEST 2012 ON PARADEならではの夢の共演が実現した。POLYSICSのSid Vicious ON THE BEACH」に今井と樋口が参加したほか、Pay money To my Painの演奏する「love letter」に今井が参加し、昨日に引き続き会場を大いに盛り上げた。
2日間共に大トリをつとめた本イベント主催者であるBUCK-TICKが登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に達し、9月に発売となった最新アルバム「夢見る宇宙」から「CLIMAX TOGETHER」、7月発売シングル「MISS TAKE~僕はミス・テイク~」等の新曲も披露し、観客は熱狂の渦に包み込まれた。
櫻井の『パレードは死ぬまで終わらない・・・いや、死んでも終わらない』という言葉と共に、この日最後の楽曲となる『夢見る宇宙』を演奏し、感動的な余韻を残したまま2日間合計約90曲12時間を超える「BUCK-TICK 2012 FEST ON PARADE」を二日間で500発の盛大な打ち上げ花火で締め括った。
 櫻井敦司は「日本の名だたるアーティストの皆様の宇宙によって、BUCK-TICKの楽曲たちがまた新たな輝きを放ちました。今回参加してくれた全アーティスト、そしてどの曲も眩しいです。」とコメントしている。
尚、今後の予定としては9月19日に発売になった最新アルバム「夢見る宇宙」のリリースツアー「TOUR 夢見る宇宙」が予定されている他、BUCK-TICKデビュー25周年を記念した映画製作が決定している。
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