ユナイト、「once live too meaning」ツアー初日・札幌ライヴレポート！

ユナイトが3/8（金）札幌KRAPS HALLにて全国ワンマンツアー「once live too meaning」をスタートさせた。昨年12月にリリースされた2nd Album『MEANiNG』を携え、3/29（金）結成2周年の日に用意された渋谷AXに向かって進む今回の全国ツアー。初上陸となる北海道に舞う雪を溶かすほどの熱気溢れるライヴが展開された。

会場に集まったファンからは“ユナイトを待っていた”という空気が普段のライヴ以上に充満している。それはツアーの初日であるのと同時に如何に彼らが北海道のファンから求められていたかということをスタート前から証明していた。そんな会場に応えるようにSE「grow into UNiTE.」でメンバーが登場すると割れんばかりの歓声に会場が揺れる。アルバムの流れそのままに「Meaning」を披露。ここまでの活動2年で幾多の経験を積み重ねてきた彼らにツアー初日、初の北海道という硬さは無いようだ。「Ms.Fabbit」ではユナイトのライヴの特徴でもある楽曲の細かい振りが会場一体に広がる。更にMEANiNG収録の「可塑性MAGIE」でも結（Vo.）とファンとの息の合った振りが展開されると、ファンが如何にこの日を待ちわびていたかを想像し、思わず笑みがこぼれた。

そして圧巻だったのは中盤のブロックだ。「snow slow」「青と白のコトバ」「約束」の3曲が披露されたのだが、外に雪が舞う中披露された壮大な楽曲達はどこかいつもとは雰囲気を変えていた。とりわけ「snow slow」はタイトルの通り“雪”がテーマとなる楽曲なだけに、この日の為に用意されたかのように楽曲もそれを奏でるメンバーも非常に魅力的な姿であった。

MCの後には突然のサプライズも届けられた。椎名未緒（Gt.）の口から新曲を用意してきた事が告げられ、未発表である新曲「small world order」が披露されたのだ。MCでの「今日聴く人が世界で初めて」という彼の言葉通り正しく、宇宙で一番早く新曲を受け取ったファンの、ユナイトが紡ぎだす新たな命の一挙手一投足を見逃すまいとする姿が印象的であった。この新曲今後のツアーでも披露されるのか？　以降のツアーに参加する方は楽しみに待っていてみては如何だろうか。

ライヴ終盤・アンコールでは「失望エミュレイター」「Love_Duck_Core_Nothing」なども披露されたのだがここでの熱気がまたすごいのだ！　既にライヴがスタートして1時間以上経過しているにも関わらず、どこにそんな元気が残っているんだ！という程のファンの暴れっぷりたるや、最早ここが初めての北海道と思う人などどこにもいないだろうと思える程であった。そしてそれを先導する先程までの顔とはまるで違う荒々しいメンバーの姿に君たちは一体いくつの顔を持っているんだ！と思わず心で呟いてしまった。

上記のようにこの日も様々な顔を覗かせてくれたユナイト。ここから全国を巡っていくわけだが、ファンとの繋がりを何よりも大事にする彼らだけに今後のライヴではこの日披露されなかった楽曲を次々に投下し、ファイナルとなる渋谷AX公演まで片時もファンを飽きさせることは無いだろう。

そして終演後YouTubeに「ユナイト速報1」と題した謎の映像がアップされており、映像の中ではメンバーと思しき人物が何やら気になることを語っているのだが…？　ユナイトは現在オフィシャルサイトでカウントダウンも行っており、今後彼らがどんな話題を振りまいてくれるのか動向を見逃さないようにしてほしい。

≪セットリスト≫

SE　grow into UNiTE.

01.Meaning

02.Ms.Fabbit

03.イオ

04.L for U

05.退廃レトリック

06.可塑性MAGIE

07.snow slow

08.青と白のコトバ

09.約束

10.small world order（新曲）

11.Cocky-discuS

12.ミドルノート

13.アポカリプティックサウンド

14.失望エミュレイター

15.AIVIE

en.

01.U -smeh-

02.Love_Duck_Core_Nothing

03.クオリア