人間椅子、ねぶた祭りで賑う地元青森でツアー終了!


人間椅子が8/1(土)に『屋根裏の散歩者~「現世は夢」ライブDVD発売記念ツアー』ファイナルを地元青森で行った。ライブが行われた日は、青森ねぶた前夜祭の日ということもあり、ライブ会場近くには、大型ねぶたが並び多くの観光客もいた。そんな中、あきらかに違う浮かれ方をした人達が、青森Quarterの前にあふれていた。

「ファイナル、たんげ嬉しい!きょうは、鈴木くんと僕は津軽弁しばりで!」の津軽弁宣言も和嶋から飛び出し、「ねぷたのもんどりこ」では、地元ならではの掛け声もかかった。「ねぷたのもんどりこ」のねぷたですが、ご存じない方のために少し説明しますと、「ぶ」が入る「ねぶた」は青森ねぶた、「ぷ」が入るのは「弘前ねぷた」で、大きさも形も違うんです。鈴木が愛して止まないのは「弘前ねぷた」とのこと。ねぷたが出陣する時は「ヤーヤードー」。町内にねぷたが戻る時の掛け声が「ねぷたのもんどりこ」です。闇夜に浮かぶねぷたのロウソク。その揺らめく炎が鈴木の奥にいつも揺らめいているのではないでしょうか…ちなみに歌詞の中にでてくる「じゃわめく」とは血が騒ぐことという意味でもある。

ライブ中盤では、「アニキ―!」という会場からの声に答え、「じょんがってるべー!」という謎の東北弁で答え、ナカジマノブがボーカルの「赤と黒」が披露された。それはまるで赤鬼ドラムスの両脇で演奏する和嶋と鈴木が対の仁王像ように見えた。

9月に青森県平内町で開催されるフェス「夏の魔物」の参加の話やオズフェス話に続き、「夢はまだまだ続きます!人間椅子、ドリームトレインにご乗車よろしく!!」の和嶋の宣言に会場からは大歓声があがった。アンコールでは、鈴木が、なんと学ランを着て登場しファンを驚かせた。弘前市立第4中学校の生徒会長だった話や和嶋が弘前市立第3中学校の図書局員だった頃の思い出話で爆笑を誘っていた。

そして最後に演奏されたのは、「どっとはらい」。津軽弁でお終いという意味の言葉。名残惜しいのはライブも祭りも同じ…。高揚感に包まれて扉の外に出ると、また耳に聞こえてきたのは祭囃子の音色…夢から醒めたような、夢の続きのような気持ちのまま歩き出す。現世は夢のようなものであった。

2015/8/1 青森Quarter セットリスト
1.阿呆陀羅経 2.地獄への招待状 3.宇宙からの色 4.ねぷたのもんどりこ 5.夜叉ケ池
6.黄金の夜明け 7.なまはげ 8.洗礼 9.見知らぬ世界 10.冥土喫茶 11.深淵
12.赤と黒 13.あやかしの鼓 14.人面瘡 15.針の山
en1.新調きゅらきゅきゅ節  ダイナマイト en2.どっとはらい

人間椅子オフィシャルサイト
https://ningen-isu.com/

タイトルとURLをコピーしました