Caramel、2/26、3回目のワンマンを前にその生き様を語る!

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2/11に「凸凹凸凹-ルリロリ-」との 2マンライブを終え、今月2/26に 3回目のワンマンを迎える Caramelに、これまでの想いや意気込みをインタビュー。2015年、怒涛のように走り続けた Caramel。その彼女達の素の想い、心境をじっくりご覧ください。

前回のインタビューは 2015年5月で約9ヶ月前(tkmk爆女祭vol.0の前)です。この9ヶ月を振り返った感想はいかがですか?

ユウミ 自分達の心境的には、環境自体が全く変わってしまったので。メンバーが抜けたり、tkmk爆女祭の二度目をやらせてもらったり、そういう意味では環境とか心持ちとか、全てガラッと変わった感じですね。

ルミ 向かう先がそもそも変わったっていう感じがしています。

ユウミ 見えるものが変わったっていうか。

モモ (うなずく)

ルミ 9ヶ月前と今だと、全然別のバンドと思って欲しいくらい、違うものになってきたような気がします。

ユウミ 名前は同じだけど、中身が全く変わったみたいな感じですかね。

ルミ それぐらい遠い昔のことに感じる・・・

ユウミ 今、9ヶ月前って言われて、すごくびっくりしました。1年経ってないことにびっくりしました。

ルミ 「ああ、前のバンドね」みたいな感じです。自分たちのモチベーションも、後がないっていう気持ちも。私たちにできることをしないと戦っていけないって実感と日々のプレッシャー、「できないならやめちまえっ」てすぐ言われるし、”今できること”を探し続けてきたらこうなりました。だから全然違う、“別物”っていう気持ちがすごくあります。

-tkmk爆女祭以前と比べてもそうですか?

ユウミ その時はその時で、自分達ができることを探していました。tkmk爆女祭を迎えるまでも。

ルミ 常にベストを尽くしてたつもりだったけど、今その映像を見たら、きっと恥ずかしい・・・

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-その変わり方は、いい方向に変わってきてるという意識はありますか?

ユウミ あります。

ルミ あります。

モモ (コクリ)

ユウミ なんか、ターニングポイントになるライブがあるんだよね?

ルミ 定期的に、自分たちのベストを更新するライブが来るんですよ。それが1回目のtkmk爆女祭だったり、その後の TOKYO IDOL FESだったり、ワンマンだったり、毎回毎回、定期的に基準をあげなきゃ超えられないライブが来るんです。その時はもうそれが精一杯って思ってるんですけど。

ユウミ そして、それが最低ラインとして新たな基準になるんだよね。

モモ (ブンブン)

ルミ これ以下はしちゃいけないっていう基準ですね。あ、でもスランプもありました。あれ、なんだっけ?

ユウミ ええとね、あのスランプは・・・

ルミ 9月?

ユウミ あ、そのあたりだね。2回目の tkmk爆女祭の前だよね。

ルミ 2回目のtkmk爆女祭の前。お客さんに盛り上げてもらうライブみたいになっちゃって、自分達がお客さんを盛り上げているんじゃない、っていう時がありました。その後、もう私自身が何をどうしたらいいかわかんなくなっちゃって、泣きながらステージに立ったことがありました。それはなんとか克服したんですが、それを超えたらまたちょっと口が悪くなった(笑)。

ユウミ オラつき度が上がった(笑)。

ルミ 大人に「何も考えるな!!」って言われて、でも「考えない」なんてできないって思ったけど、でもなんとか今のスランプを越えなきゃって思って、何かを吹っ切れたら、口が悪くなってた(笑)。「もっといけんだろ!」とか「お前ら!」っていうのがたぶん本当の私(笑)。

ユウミ 今まで隠して来たけれども。

ルミ お客さんは常に私達を盛り上げてくれる、でも「これじゃダメだ、私達が盛り上げなきゃ」って、ほんとにお客さんに成長させてもらっている、一緒にCaramelのライブを作ってもらっている感じがすごくあって。tkmk爆女祭はフロアもステージも一緒に進化したよね。

ユウミ うん。

モモ (コクコク)

ルミ ほんとに、4人の時がほんとに遠い昔みたいで・・・

ユウミ ね、10年前くらいは言い過ぎかもしれないけど、それぐらいに感じてしまうほど。

ルミ それぐらい、サユキが抜けてからスピード感がすごくて、休む暇もないくらい。実は、年間100本ライブをしようって決めてなかったんです。サユキが辞める前も年間70本は超えていたので、決して少ない方では無いはずなんですが、3人で何ができるかってなった時に、ライブバンドとして他に負けないようになるしかないから、その時のペースだと100本行けなかったんですけど、そこから無理やり追い上げました。だからほんとにスピード感すごかった。自分達でも。

ユウミ 無茶苦茶やったよね。

ルミ 私達には時間がないっていうこともわかっていて、だからこそ1本1本大事にしたいって。メンバーみんながそれを思って、1回1回ちゃんと映像を見て、毎回毎回、何の挑戦もない気持ちでは絶対にステージに上がらないって。

ユウミ 1本1本全て。

ルミ 今日はこれをやろうとか、絶対何かしらの挑戦をもって、そして前のライブの反省を持たないと、ステージには上がれない。そういう思いで月10本とかやっていったら別のものになるんだなって、実感しました。

モモ (コクリ)

ユウミ 以前、大人に「100%じゃ足りない」って言われたことがあって。「120%出せよ」って。

ルミ 売れてる人達は、毎回ココっていう時は絶対満点とか満点以上を取る。ココっていうライブがいつ来るかわからないから、毎回そういう気持ちで私達はやっています。そうしたら、ほんとに目に見えて「悔しい」ライブが増えました。ライブ自体は、たぶん前よりはマシにはなってると思いますが、気持ち的には納得いくことがほぼなくなった。

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-MOHAYA Caramel(元チームCaramel)が強力すぎる昨今ですが、担当パート演奏の皆さんから見た感想や、フロア担当の皆さんへのメッセージなどを。

ユウミ なんか・・・「圧」がすごいよね・・・フロアーもライブだっ!感がすごくて。

ルミ 遠征に行った時、遠くても来てくれる人がいるんですけど、一週間に何本も一緒にライブしてるくせに(笑)。遠征でも「もはキャラ(MOHAYA Caramel)」は私達と一緒で、“何か1つ爪痕残してやる”って感じで小数精鋭感は半端ないですが、やっぱりどうしても人数が少なくなってしまうので、恋しくなるんですよ、もう、なんなんだろう・・・

ユウミ わかんない、家族?

モモ (ウンウン)

ルミ 癒される(笑)。もはキャラの皆さんには本当に感謝しかないし、だけど、だけど、感謝もするけど、ここまで一緒に成長してきたんで、やっぱり”もはやCaramel”なのかなって(笑)。一番嬉しいのは、常にCaramelに興味を持ってくれる“ご新規さん”にとっても優しくていっしょにCaramelになってくれるのを手伝ってくれます。「俺たちは古株だ」みたいなよく分からない主張が一切なくて(多分、きっと、間違いなく)、ここでもやっぱり”もはやCaramel”なんだなって思ってます。

-「or Die」が生まれてくる過程を見て来ましたが、やはり転機は tkmk爆女祭 vol.1初日の6連発だったような気がします。あの時の心境は?

ユウミ ステージ上でなんかブッ飛ぶみたいなことができたのが、あの時だよね。

ルミ あれは本当に私達の中でもかなり大きかったし、やっぱり今までにない緊張感を持って臨みました。なんだろう、「6回楽しみだね」とかじゃなくて不安の方が大きかった。バッシングされるんじゃないかとか、なぁなぁでやっているように見えてしまうんじゃないかとか、体力が持つのかっていうのもあったし。「飽きられないか」というのが一番怖かった。「なんか6回とか面白い事やってるけど、全然ついてきてないじゃんテンションが」とか、そう思われるのが怖くて、たぶんあの7日間で一番緊張しました。

-MCでの小ネタ、tkmk爆女祭の後夜祭の表彰式など、ややウケネタはどんな風に考えているのですか?

ルミ その・・・やっぱり・・・周りのライバルであり仲間のバンドは、みんな可愛いし、上手いし、カッコいいから、「なんか他にないもの」で探した時に、普段の私達、ほんとにネタとかじゃなくて、それをそのまま出せばいいじゃん、みたいな感じです。だから、ややウケを狙って何かを探すというよりは結果、ですね。常に面白くなりたいとは思ってますけど、割と日常です・・・

ユウミ そのままを出してるよね。

モモ (ウンウン)

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-次回のワンマンは「小細工なしの真っ向勝負」とのタイトルがついています。ここに込めた想い、見て欲しいところ、メンバーとしての意気込みを教えてください。

ルミ 6月で3年目になるんですけど、私達も肌で感じてるんですが、今年が勝負なんですよ。今まで tkmk爆女祭とかいっぱいチャンスをもらって、今年勝負しないと先はないなと。私達、ライブバンドになりたいってやってきたから、ライブで勝負する。積み上げてきたものを全部出したい。ほんとにそれだけです。

ユウミ タイトル通り、ほんとに小細工っていうのは、ややウケとか面白いネタとか、今までのワンマンだったら、オトナからのサプライズとかあったんですが(まっ、アレは私達も知らされてないので、勝手に遊ばれてますが・・・)、そういうの一切無し。ライブで積み上げてきたもの、今までの私たちの集大成を見届けて欲しい。そういう風に考えてます。だから、私達もほんとに「or Die」、死ぬ気でそのステージに立つので、ぜひ見届けてもらいたいなと思ってます。

モモ 「私を見ろ!」でやります。ワンマンは。

ルミ 本当に人生かけてやっているし、時間がないこともわかってるから、その生き様?を何も隠さないでやりたい、それを見て欲しい。たぶん tkmk爆女祭でもそうでしたけど、急に泣き出すかもしれない。そういう包み隠さない全てを見て欲しいです。ブス顔を含めて。

ユウミ そう、きっと白目向いてちゃってるだろうし。

ルミ 一応、ガールズバンドなので、綺麗で可愛くてカッコいいってワンマンを目指すのが一般的だと思いますが、私達はそういうバンドじゃなくて・・・って、どうせそんなこと出来ないですし。

ユウミ なんかガールズバンドとかって言われるより、ライブバンドって言われたい。そういう風に昇華できるようにやりたいです。

ルミ このワンマンをまた自分達の基準を上げる日にしたいです。皆さん、ぜひ見届けてください!

Interviewed and Text: 大泉 繁

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