未完成リップスパークル、解散発表を撤回し、川崎クラブチッタでワンマンを行うことを発表!

当初は、解散の発表を予定していた。だが、急遽、解散の言葉を打ち消し、これからも夢を追いかけ続ける道を3人は選択。2022年12月15日には、二度目となる川崎クラブチッタでのワンマン公演も発表した。6月12日(日)、渋谷GRITを舞台に、ミリスパこと未完成スパークルがプチワンマンライブ 「Petit Concert solo〜ぷてぃ・こんせーる・そっろー〜」を行った。その日の模様をお届けしたい。

(新穂純麗いわく)可愛いプリチーな新衣装を身につけたメンバー一人一人が舞台へ登場するたび、フロアから聞こえた「可愛い!!」の黄色い声。ライブは、キラキラ輝く姿へ、さらに華やかな色を塗り重ねるように『サイドチェインガール』からスタート。メンバーらの愛らしい歌声やパフォーマンスも魅力的だ。3人に「キミが好き!! 」と指差し歌われるたび、 その指先を自分に向けられた気持ちになりドキドキする。この日はフロアの後ろまでたくさんの観客たちが詰めかければ、みんなが3人の振りや動きを真似、手にした色とりどりのペンライトを振りまわし、一緒に気持ちを高めあっていた。

次のブロックには、夏曲をギュッと濃縮。フロア中に鳴り響いた熱いクラップを合図に始まった『ニンジン』では、BPMの速い楽曲に身を預け、3人が気持ちを熱く高ぶらせ、舞台中を駆けまわり歌えば、終始フロア中にクラップを鳴り響かせていた。心地好く跳ねるビートに合わせ軽快にステップを踏みながら、恋にときめく乙女心をシュワシュワ弾けるように歌った『コーラフロートキス』。華やかながらも切れ味鋭いダンスパフォーマンスを中へ組み込み表現した面も嬉しい見どころだった。

爽やかな夏の風が会場中を駆けめぐる。胸ときめく想いを膨らませるように歌った『いたずらさまーキュンラプソディ』では、心を大胆に染め上げる夏の魔法にかかった3人が、恋にときめく甘い乙女心を伝えてきた。彼女たちの甘い歌声に触れていると、見ている側まで心が晴れやかに、そして大胆になっていく。続く『ああっ夏! はんぶんこサマーっ』でも彼女たちは、恋する乙女の青春物語を歌唱。夏が見せるひとときの夢を、甘い声を響かせ届けてくれた。

このブロックの最後に歌ったのが、雪梨冴愛が作詞を担当。新曲の『めちゃラブ♡サマータイム』。3人は跳ねた演奏の上で、”ひと夏の恋へ夢中になる乙女の情熱的な恋心”を、沸き立つ想いをぶつけるように歌っていた。「来年の夏も 君の隣がいいの」のセリフも、胸熱だ!!!

胸キュンな魅力を満載。3人は、ラブリーでチャーミングな乙女要素を凝縮した『ガチ恋♡Melody』を通し、満員の観客たちと一緒にわちゃわちゃはしゃぐ景色を作りだす。この恋心を独り占めしたい。そんな気持ちに心が染まれば、『ガチ恋♡Melody』を歌い踊る3人の姿にガチ落ちしていた。
『黄昏アウフタクト』が流れだすのに合わせ、3人は恋の精神年齢をグッとアップ。スタイリッシュでアーバンな楽曲に乗せ、秘めた淡い想いを胸に、駆け引き覚える恋の関係に身を浸していた。

激しく駆けだした『未完成music』へ飛び乗った3人は、凛々しい歌声を響かせ、パワフルなダンスを見せながら、観客たちを熱く刺激。歌が進むごとにエモさを増す楽曲だ。3人の挑発するようなライブ姿に刺激を受け、フロア中の人たちも、拳やペンライトを高く突き上げ、熱狂を分かち合っていた。そして、ここで衝撃的な発言が…。 

 「本当なら、ここで解散を発表する予定でした。その理由は、未完成リップスパークルとしての限界を感じてしまっていたからです。それをメンバーやスタッフさんに相談。惜しまれた中で解散をしたほうがいいんじゃないか。だらだら続けていくのはどうなんだろうかという葛藤がありました。でも、未完成リップスパークルとして6年間やってきた歴史や歩みには、自分たちでもすごく誇りを持っています。だからこそ、あきらめたくない気持ちもあり、その葛藤を覚え、ギリギリまで結論について話しあいました。結果、わたしたちはまだまだ自分の夢や誇り、続けていきたい気持ちを大切にしていきます。まだ、ここで終わりたくないのが正直な気持ちだからこそ、もう一度頑張っていこうと3人で決めました。

この日のセトリは、最初に解散発表をすると決意したときに決めたセトリでした。そのときとは別の意味で響くんじゃないかと思っています。わたしたちの誇りと歩みと歴史と決意を込めて歌わせていただきます」(七瀬美優)

後半のライブは、身体中に溜まったエナジーをすべて解き放つに相応しい、感情をアゲてゆくキラキラしたアップチューンを三連打。舞台の上でわちゃわちゃはしゃぐ姿も見せた『CONTINUE』。サビを歌う3人の美しいアカペラによるハーモニーから幕開けた『加速FANTASY』では、演奏が始まると同時に、3人は晴れ渡る歌声を推進力に歌いだせば、フロア中の人たちの気持ちに希望に満ちた想いを降り注いでいった。天高く舞い上がる気持ちを、夢あふれる銀河の世界へと連れ出し、一緒に広大なカンバスに夢を描こうと彼女たちは『Starlight Story』を歌っていた。3人の歌声の絵筆が記した絵の上へ同じ色の絵を塗り重ねる人が増えるほど、3人が描いた夢や希望という絵が具現化してゆく。そんなふうに想いを感じなから『Starlight Story』を受け止めていた。

ここで、12月15日にふたたび川崎クラブチッタでワンマン公演を行うことを発表。前回からちょうど1年後というのにも運命を感じる。

最後のMCでは、雪梨冴愛が「本当なら、12月15日の川崎クラブチッタのワンマンで解散をする予定でした。最初にわたしが「年齢を考えて卒業をしたい」と言い始めて」と語りだす。「わたしはアイドルとしての活動にも満足していたから、最終決断を出すギリギリまで卒業する気持ちでいたけど、みんなで頑張ろうという気持ちなり、まだ未完成リップスパークルにいさせてほしいなと思いました」「辞めることのほうが勇気がいるし、次こそ川崎クラブッチを満員にしたい」」とも語っていた。
新穂純麗は、「本当はこのワンマンで解散を発表する予定でしたけど。冴愛が卒業したいといったとき、スタッフさんに「すーちゃんはどうしたい?」と聴かれ、「わたしはまだやってないことのほうが多すぎて、ここで辞めると後悔するから、わたしはまだ続けたいです」と話をし、メンバーとも話しあって、続けていく道を選びました。わたしは辞めていくのが怖くて、自分が6年間信じて続けてきたのを、ここで何もかも失くして、この先に進める自信が本当にありませんでした。とにかく、がむしゃらに突き進んでいこうと思っています。長く続けていると「まだやってたんだ」と言われますけど、「うるせぇよ!!」。40歳くらいまでわたしはやってくよ」と力強く想いをぶつけていた。
七瀬美優は、 「わたしはまだやってないことが多すぎるから、たくさんの景色をみんなと一緒に見ていきたいなと思っています。辞めたらみんなに会えなくなるのが寂しくて。しかも未完成リップスパークルを辞めるのも続けるも、どっちも難しい時期に来ちゃってて。今が、うちらの一番の正念場だと思っています。だから12月15日のワンマンライブは、前回達成できなかった満員を目標にして。そこからまた新しい景色が見えてくるのか、そこからでないと始まらないなと思っています。それと、この日の公演を成功させ、冴愛に「あのとき辞めると言ってごめんなさい」と言わせます」と述べていた。

メンバーらの未来へ向けた決意の言葉を受け、未完成リップスパークルは『私信津々恋愛CHU』を通し、満員の観客たちとわちゃわちゃと熱く騒ぐライブを描き上げ、断崖絶壁の先端で華麗なる急ターンを決め、ふたたび上がり続ける太陽(未来)に向かって加速し始めた。

PHOTO: 児玉光弘
TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

■2022年12月15日(木)未完成リップスパークル7thワンマンライブ開催決定!!

■未完成リップスパークル – プチワンマンライブ「Petit Concert solo 〜ぷてぃ・こんせーる・そっろー〜」@ GRIT at Shibuya full concert
https://youtu.be/gLR1zqKl_uI
※6月19日21:00よりプレミア公開

SNS
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セットリスト
『サイドチェインガール』
『ニンジン』
『コーラフロートキス』
『いたずらさまーキュンラプソディ』
『ああっ夏! はんぶんこサマーっ』
『めちゃラブ♡サマータイム』(新曲)
『ガチ恋♡Melody』
『黄昏アウフタクト』
『未完成music』
『CONTINUE』
『加速FANTASY』
『Starlight Story』
『私信津々恋愛CHU』

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