Risky Melody、9周年を祝うワンマンライブでメジャーデビュー発表! アルバムリリース&ツアーも!

2023年7月3日 川崎CLUB CITTA’にて、「Risky Melody 9th Anniversary ONE-MAN LIVE〜君と僕となら越えていける 2023〜」が開催された。この日のライブは、Risky Melody結成 9周年をリスメラー(ファン)達と祝うワンマンライブ。8周年となった昨年は、新型コロナの影響によってライブの開催が困難になり、さらにはメンバーの罹患により多難な時を過ごしてきた。そんな中、ALICEの「どんなに傷だらけの状態でも Risky Melodyを守り続ける」という想い、そしてそれを支えるリスメラーと周囲の熱意により、今年、完全な形で 9周年ライブを迎えることができた。

それだけに、9周年を祝おうと会場に集まったリスメラー達は開演が待ちきれない。開演前に会場で気合い入れの声を上げると、周囲からも手拍子と拍手が。開演前から早くも熱気を高めるファン達、その気持ちは十二分に感じることができた。ステージ正面には、5色に彩られた Risky Melodyのマークが燦然と輝いている。久々の Risky Melodyのフル・ワンマンライブがついに始まる。

暗転した瞬間、会場の熱気は一気に MAXまで高まり、叫びとも思える声援でメンバーの登場を迎える。5人のメンバーが登場、黒基調の衣装とクールな振る舞いで、登場しただけでも貫禄とオーラを放つ彼女達。大声援でメンバーを迎える会場中、ついに 9周年ライブの幕が開いた。

最初の曲は「YOZORA」。会場は手拍子、ジャンプ、コールと、これまでの抑圧を解放するようにフルパワーで彼女達を迎える。Vo. ALICEのフロントパーソンとしての安定したパフォーマンスは経験が物を言う。表情豊かに、会場に語り掛けるように歌い上げる ALICE。そしてにこやかにキーボードを操り、ある時はショルキーを引っ提げ、前方でパフォーマンスを魅せる Key. AYA。アグレッシブなドラミングで確かなビートで曲の骨格を決める Dr. ayae。Ba. HaRUは華麗なアクションと共に、華麗なフレーズのベースラインを奏でる。そして Gt. Asumiが分厚く心地よいサウンドで華やかに曲を彩る。そう、これが Risky Melodyだ。ステージに向かって腕を振り上げ、枯れんばかりの声で声援を送る笑顔のリスメラー達と合わせて、ライブが作り上げられる。そして何よりも、ステージ上のメンバーも笑顔いっぱいであったことが、この日を迎えられた嬉しさ、楽しさを表しているように思えた。

ALICEが叫ぶ。「今宵は最高の夜を過ごそうか! みんなーー!!」

会場は割れんばかりの拍手と声援で応える。

「9周年を迎える Risky Melodyです。本当にありがとう! 今日はこの感謝の想いを胸に、思う存分味わっていきたいと思います」

そしてハードナンバー「REBOOT」へとつなぐ。ALICEの煽りによって会場はさらに覚醒し、もみくちゃとなってステージのパワーに応える。会場を照らすレーザーが、さらに効果的に空間を煽っていた。続けて「OUT THE JOKER」。サビのコールでは全力で返す会場、そして早くもクラウドサーフが発生し、頭上をうねり運ばれるリスメラー。さらには肩を組んでヘドバンをきれいに決めるリスメラー。さらに「Defy the fate」では AYAがショルキーでパフォーマンス。ここでもコールに対してジャンプで応える会場。楽しい。

「楽しんでますかーーーー!!」
「9周年、みんなの気持ちに支えられて、ここまで来れています。本当にありがとうございます!」
「今日に至るまでのみんなの SNSでの応援を読むのを、どれだけ楽しみにしていたかわかりません!」(#リスメロ川崎チッタ)
「今日は1曲1曲、大切に噛みしめながら、目の前のみんなを誰一人残すことなく、絶対に楽しませるということ、そして一人一人を愛していく、そんな気持ちでいきたいと思います!!」

ALICEの熱いメッセージに会場も大きな拍手と声援。ここで現メンバーで作った初のアルバムから、ハードナンバー「Esperanza」、「It’s OK」、「CRAZY LOVE」の 3曲を続けて会場に叩き込む。ここでのグルーヴ感は最高だった。Risky Melodyのバンドとしての一体感。文句無しにカッコイイバンドだ。前方のスクリーンには、プロジェクションマッピングにより、リアルタイムのライブ映像が映し出されていた。スクリーンには曲ごとに様々な映像が流されており、会場の盛り上がりに一役買っている。ふと気づけばクラブチッタは満員、会場前方は既に圧縮状態でもある。サークルで回り、コールやヘドバン、会場は一塊りとなってステージに相対していた。これぞライブの楽しさである。そして「未来への地図」で彼女達の想いを会場に届ける。

そしてアコースティックセットにチェンジし、「My Story」を披露。しっとりと聴かせる楽曲に、会場は手拍子で応える。
ここでALICEが「スマホのライトを付けてみて!」と語り、ライトを付ける会場。

「この一つ一つの明かりが、そしてみんなの笑顔が、私達にとっては『眩しいヒカリ』です」

ここでアコースティック・バラード「閃光よりも眩しいヒカリ」を披露。観客は光を左右に振り、会場は幻想的な空間に。そして ALICEの感情を込めた歌声が響く。静かではあるが、シンガーとしての凄みを感じさせるほどの迫力であった。その想いは確実に会場に届いただろう。ステージと会場が一体になっていく感覚。柔らかな空気が会場を包んでいた。

曲が終わると Dr.ayaeを残してメンバーが退場する。静かなピアノに合わせてドラムソロを始める ayae。ゆっくりとリズムを上げながらソロを組み立て、徐々に激しいドラミングに移行していく。最後に、スクリーンに映された翼をバックに立ち上がる ayae。見事なパフォーマンス、ショーであった。

ALICEが語る。
「私達 2期が始まったばかりの頃は、色々あがいてました。みんなの中にも困難に向かってあがいている人も
 いるだろうなって思います。一人残った私に協力してくれる人と過ごす中で、あらためて希望を持つっていうことの
大切さを知りました。そんな時に作った曲を聴いてください」

曲は「希望の旗」。自身の経験で学んだ人の想い、つながりの尊さを切々と歌い上げる ALICE。想いの強さはステージの強さにもつながる。「Sky is the limit」、「Unfinished」と、会場はその想いを真っ向から受け止め、聴き入っていた。
続けてはプリンセス プリンセスのカバーで「Diamonds」。会場は手拍子で楽しんでいたが、ステージの熱気にあてられ、またもやクラウドサーフも発生。確かに、この「Diamonds」にも、オリジナルとは違ったテイストでの演奏で、Risky Melodyならではのグルーヴがあったように思う。続けて Gt. Asumiが Risky Melodyで初めて作ったハードナンバーの「フタシカ」、そして「銃口に花束を」と続ける。後半戦であるものの、会場のパワーは全く落ちる気配はない。ハードなビートに合わせて、前方では圧縮でステージに向かい、全力で腕を振り上げる。

「いつもみんなに勇気をもらって、パワーをもらって、ステージに立たせてもらってます。本当にありがとうございます!!」
「私たちは、こうして音楽で想いを伝えることしかできないですが、こうして直接みんなの顔が見れて、声が聞けて、熱を感じられるこのライブというものを、これからもずっと大切にしていきたいと思います!」

そんな気持ちを込めて、と「BLOOM」、続けて「ALL AS ONE」へ。メンバーの想いに応え、会場は手拍子、声援、ジャンプ、一緒に歌うなど、こちらも全力で応え、楽しんでいた。そしてここから各メンバーのソロ回しへと移行。なかなか見ることができないメンバーフューチャーのソロに、会場も腕を上げて応える。

「9年間、色々な戦いがありましたが、皆さんにもそれぞれ色々な戦いが、今も昔もこの先も、あると思います。」
「そんな皆さんに聴いてもらえたらと思います」

曲は「To Survive」。様々な戦いに対する想いを込めたハードナンバー。終盤でもパワーの衰えが全く無いステージと会場。共に戦うとばかりに腕を振り上げる会場、その熱量を受け止め、負けじと想いをサウンドで届けるステージ、一体となって高揚していく空間に心地よく身を委ねていた。

「最後に一つお礼を言わせてください。みんなのおかげでいい夢が見れました。本当にありがとうございます!!」

ラストは「Endless Dream」。タオルを回し、最後とばかりにジャンプで楽しむ会場。最初から MAXの熱量で楽しみ続けた会場の熱気は全く変わらず、全力で楽しむ姿は清々しくさえもあった。そんなリスメラー達が一緒に作った 9周年ライブ、メンバーも楽しく、心強かったことだろう。

幕は閉じたが今日はワンマン。会場はそのままアンコールを待つ。ここでスクリーンに流されたのは、各メンバーからのメッセージ。メンバーそれぞれの音楽に対する想い、リスメロに対する想い、リスメラーに対する想いが切々と語られていた。続けてスクリーンに「10月 最後のインディーズアルバムリリース」と「2月メジャーデビュー」の文字が。会場のリスメラーは狂喜乱舞! 高揚した空気の中、アンコールでメンバーが登場、黒一色であることは変わらないが、衣装をチェンジしての登場だ。アンコール1曲目は「UNITE」。ハードナンバーに会場は反応、前方圧縮とクラウドサーフでその熱量をステージに届ける。

「発表があった通り、2年ぶりのアルバムができます。これが私達 Risky Melodyの、インディーズの最後のアルバムになります!」
「そして、やっとみんなに伝えることができましたね。メジャーデビューが決定しましたーー!!」
「10周年でメジャーデビュー、本当にみんなのおかげです。本当にありがとう!!」

会場からは大きな拍手と声援が。メンバーからも、大好きなライブで直接伝えられて嬉しいという想いが伝わってきた。そしてニューアルバムからの未発表曲「PHOENIX」へ。ハードナンバーに合わせて気合を入れ直すリスメラー。会場全てがオレンジのサイリウムで埋まる。これからの道への想いを込めた新曲、一つ上のステージでの決意を示す力強い楽曲である。その想いは会場にも十分届いているように見えた。そしてライブ終わりの時を迎える。

「終わっちゃいますね・・・」
「来年は10周年、色々な挑戦をしたいと思います。夢を共有できる仲間を持って、私達は本当に幸せ者です」
「感謝と・・・色んな気持ちを込めて、ラストー!!」

ラスト曲は原点に戻って「Risky Melody」。これまでの苦難、今日への感謝、そして未来への希望を胸に、心を込めて演奏する彼女達。リスメラー達もその想いは理解している。これからの道への期待も込めて。肩を組んで踊り始めるリスメラー達。ライブは楽しんでこそ一流。あなた方も一流だ。

様々な想いが交錯する会場に渦巻く熱気、そして希望。それらを空間に残しつつ、9周年ワンマンライブは幕を閉じた。Risky Melodyはライブバンドだ。音楽が大好き、ライブが大好き、ファンが大好き、そんな彼女達が、とにかく楽しんで欲しいという気持ちを込めて作り上げたワンマンライブ、素晴らしいライブだった。

この日のライブで、Risky Melodyという物語の一つの章が完結した。
そして、物語の新たな章がこれから始まる。期待を持って、新しいページを開こうではないか。

Photo: 大前 智也
Text: 大泉 繁

2023年7月3日(月)
川崎CLUB CITTA’
「Risky Melody 9th Anniversary ONE-MAN LIVE〜君と僕となら越えていける 2023〜」

01. YOZORA
02. REBOOT
03. OUT THE JOKER
04. Defy the fate
05. Esperanza
06. It’s OK
07. CRAZY LOVE
08. 未来への地図
09. My Story
10. 閃光よりも眩しいヒカリ
11. 希望の旗
12. Sky is the limit
13. Unfinished
14. Diamonds
15. フタシカ
16. 銃口に花束を
17. BLOOM
18. ALL AS ONE
19. To Survive
20. Endless Dream

Encore
01. UNITE
02. PHOENIX
03. Risky Melody

【Risky Melody ライブ情報】

「Hotty&Rhythm 2023 Summer Festival」開催決定!
2023/08/26(土)・08/27(日)所沢航空記念公園 野外ステージ
詳細:後日

https://risky-melody.com/
https://twitter.com/_Risky_Melody_

タイトルとURLをコピーしました