RIKO、春の音連れツアー2025東京公演開催! 柔らかな空気に包まれた優しいライブに!

2025年4月12日、下北沢 DY CUBEにて「RIKOの部屋~春の音連れツアー2025~」東京公演が開催された。会場となった DY CUBEは満席。福岡から始まった今回のツアー、その東京での公演を祝うべく、多くのファンが訪れていた。

会場が暗転、RIKOが登場する。会場からは大きな拍手が。1曲目は「あたしの魔王様」。この日のサポートメンバーは Key.Reimiyと Gt.宮本憲。柔らかなキーボードとギターの音色が心地良く響き、RIKOの澄んだ歌声が会場を包み込む。観客も一気に RIKOの部屋に引き込まれ、会場はあたたかい空気に包まれていった。にこやかに笑顔を会場に向け、しっとりと歌う RIKO。その姿を見ているだけでも優しい気持ちになっていく。そして「ずっとずっとずっと」、「片想い」へと続く。

「皆様改めまして、本日は RIKOの部屋~春の音連れツアー2025~へようこそ! ありがとうございます! このツアーは 2022年から開催させていただいていて、今年も開催することができて嬉しいです!」

「今日はオリジナルアルバム『Room Fragrance』からもたくさん曲を持ってきていますので、ぜひ楽しんで聞いてください」

同アルバムから「好きになってもいいですか」、「ボブ」、「酔恋」を披露する。透き通った歌声を届ける RIKO、そしてにこやかにステージを見つめ、あるいは引き込まれてステージに見入る観客。緊張感と微笑ましい空気が共存した独特の空気感が会場を包んでいた。

ここで前半が終了、インターバルを経て後半へと続く。後半 1曲目は「不器用なラブレター」。変わらずに笑顔で歌い上げる RIKO。彼女の歌声と歌いながら見せる彼女の笑顔。目の前でのパフォーマンスを見ていると、彼女の世界にどんどん引き込まれていく。それは彼女の歌に込めた想いの強さによるものだろう。

「皆さん、春の音連れツアー楽しんでますか!? 次は、嫌なことは飲んで忘れようぜという曲なんですが、この曲だけ撮影OKにしちゃいます! あと、サビの乾杯の振り付けも皆さん、よろしくお願いします!」

曲は「HELP ME!マスター」。アップテンポでポップな曲調に、会場は手拍子を打ちながら振り付けも楽しみ、会場全体が一気に楽しい雰囲気に変わる。

「ありがとうございます! 皆さんのおかげで私も楽しい時間を過ごさせていただいております!」

この日のライブは「不器用なラブレター/Realize」のレコ発でもある。インストを含む初回限定版のお知らせ、そして次の曲「ソメイヨシノ」についての想いを語る。

「私の父が亡くなったのがちょうど春でした。偶然だったんですが実は今日が父の命日なんです。以前母が、桜の季節になると父のことを思い出して、桜が見るのが嫌だって言ってた時期があったんです。その時に桜の曲を作りたいと思って作った曲がこの『ソメイヨシノ』です。

「父が亡くなって 10年以上経つんですけど、私も大人になって、寂しい思いと同時に自分も色々な経験をしてきました。人間いつかは終わりが来るし、寂しくなる時もあるけど、でも大丈夫だよ、またいつか会える日が来る、そんな風に思いながら、この曲を歌わせていただきたいと思います」

そして「ソメイヨシノ」を歌い上げる RIKO。この曲の歌唱は圧倒的だった。一つ一つの言葉に想いを乗せて歌う RIKO。彼女の想いがステージから溢れ出て、会場を包み込むように広がっていく。その想いを全身に感じながら、彼女の歌声に聴き惚れていた。

続いて「愛しいな」、そして代表曲でもある「HOME」を届ける。切々と歌い上げる RIKO。「HOME」の音源はこれまでにも聴いていたが、生の歌唱は圧倒的であった。彼女の歌唱はどの曲もそうだが、その想いの強さがそのまま歌に乗ってステージから発せられる。その強さに圧倒される場面が何度もあった。もちろん嫌な圧倒ではない。全身を心地良く優しく包まれる、そんな感覚を何度も感じたライブであった。歌い上げた彼女に会場からは静かな、しかし熱がこもった拍手が送られる。

「皆さん、今日は本当にありがとうございます、次の曲で最後になります。あっという間でしたけど、少しでも私の想いが伝わっていたらいいな、と思います。こうやって会場に足を運んでくださる皆様、そして配信で応援してくださる皆様のおかげで、今年も開催することができて、本当に本当に皆さんのおかげです。ありがとうございます!」

「最後は、I’m homeをみんなで歌って終わりたいと思います。皆さん、またいつでもRIKOの部屋に帰ってきてください! 今日は本当にありがとうございました!」

ラストは「I’m home」。会場の手拍子と共に笑顔でステージを楽しむ RIKO。観客も笑顔。ラストの時間を惜しむように、空間を共有する RIKOと会場。会場全体が一つの想いに向かうように、会場にいる全員がこの空間を心から楽しんでいた。

「今日は本当にありがとうございました!!」

すぐさまアンコールのコールがかかる。再度登場する RIKO。ここで 7/27、Yokohama mint hallで開催するバースデーワンマンライブをお知らせ。

「自分の中でもすごく大きな挑戦で、今日来てくださっている方、そして配信見てくださっている方も、7/27、横浜に応援に来てくれたらとても嬉しいです!

「最後、今日はレコ発ということで、Realizeを歌わせていただきたいと思います。ちょうど 1年前、音楽活動をしていく中で、なかなか思うように行かなかったり、すごく悩んでいた時期がありました。ずっと考えていて、去年 1年間は自分の音楽に対する気持ちにたくさん向き合った 1年でした」

「私は人と関わるのがちょっと苦手というか、そういう部分があって。でも、音楽がそういう隙間を埋めてくれたり、音楽があるからまた人と繋がれたり、そういう場面で音楽にたくさん救われてきたんだなって。だから私には音楽が必要だし、音楽が大好きだし。皆さんをはじめ、こうやって音楽で人と繋がれることがすごく嬉しいし、そういう気持ちを大事にして歌っていけたらいいなって、そういう風に思いました。そんな気持ちを Realizeという曲にしたためましたので、聞いていただけると嬉しいです」

「今日は皆さんお越しいただき、本当にありがとうございました!」

アンコールは「Realize」。様々な想いを込めて歌う RIKO。自らの想いを歌にし、それを聴く人に届けるシンガーソングライター。全身でその想いを表現する彼女の姿には、アーティストとしての存在感が確かに見てとれた。最後の曲が終わり、会場は最高の拍手で彼女の想いに応えていた。

こうして春の音連れツアー2025~、東京公演は幕を閉じた。本ツアーは大阪、名古屋、長崎と続く。RIKOが作り出す優しい空間、そしてダイレクトに心に響く彼女の想い。ライブならではのこの空気感を、ぜひ会場で感じて欲しい。様々な想いを胸に、音楽と共に歩む RIKO。彼女の歌声、楽曲は必ずやあなたにも届くはずである。彼女の歩み、そして彼女が作り出す音楽に、ぜひ注目して欲しい。

Photo: 堂園 昭人(なまずフォト)
Text: 大泉 繁

2025.4.12 下北沢 DY CUBE
「RIKOの部屋~春の音連れツアー2025~」東京公演

01.あたしの魔王様
02.ずっとずっとずっと
03.片想い
04.好きになってもいいですか
05.ボブ
06.酔恋
07.不器用なラブレター
08.HELP ME!マスター
09.ソメイヨシノ
10.愛しいな
11.HOME
12.I’m home

Encore
01.Realize

●RIKO ライブ情報

「RIKOの部屋~春の音連れツアー2025~」

○4/26(土)大阪公演@LIVE & BAR 真心場
大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目1−22 エクセル千年町5F-B号
オープン 12:30/ スタート13:00
チケット:4,000円+Drink
当日:5,000円+Drink
〈サポート〉
Key. あすりーな
▼詳細・チケット
https://rikotour.thebase.in/items/98434870
▼配信チケット
https://twitcasting.tv/mahorobalive/shopcart/357861

○4/27(日)名古屋公演@Music Bar Perch
愛知県名古屋市中区千代田3-15-19メゾン千代田B1F
オープン 12:30/ スタート 13:00
チケット:3,500円+Drink
当日:4,500円+Drink
▼詳細・チケット
https://rikotour.thebase.in/items/98434908
▼配信チケット
https://rikotour.thebase.in/items/99290612

○5/24(土)長崎FINAL公演@Live&Bar Beast
長崎市船大工町6−13紳士堂ビルB1F
http://www.bar-beast.com
オープン 15:30/スタート 16:00
チケット:3,500円+ドリンク
当日:4,000円+ドリンク
〈サポート〉
Key. Reymiy
AGt. 松岡詩恩
▼チケット
https://rikotour.thebase.in/items/98435024

●RIKO プロフィール

長崎県諫早市在住シンガーソングライター。小学生の頃テレビで見たaikoさんのパフォーマンスに感銘を受けたことをきっかけにシンガーソングライターを目指すようになる。大学卒業後上京し、音楽事務所に所属。ボイストレーニング・楽曲制作等に励む傍ら、同所属アーティストへ楽曲提供を手がける。事務所退所後はピアノ弾き語りシンガーソングライターとして全国で精力的にライブ活動を行っている。現在SNS総フォロワー数9万人突破。クラウドファンディングにて支援を集め、2024年3月に1stオリジナルアルバム「Room Fragrance」をリリース。 YouTubeチャンネル「RIKO’s ROOM」、ファンコミュニティー「RIKOの遊び部屋」を運営中。

各種SNS等 https://linktr.ee/riko_730 

【出演】
・2022年 長崎DEJIMA博
・2023年 長崎DEJIMA博
・2023年 いさはやサマーフェスタ
・2024年 Zepp SHINJUKU O.A.
・2024年 多良見ふるさと祭り

 【リリース】
・2021年 ベストアルバム「MY HOME BEST -LOVE-」「MY HOME BEST -DREAM-」
・2022年 「ソメイヨシノ/片想い」
・2022年「winter love ~冬恋物語~/Moonlight」
・2023年 「酔恋/LALALA BIRTHDAY」
・2023年 「Alright!!」
・2024年 オリジナルアルバム「Room Fragrance」
・2024年 「カメレオン/アイスクリーム」

【楽曲提供】
・2022年「Moonlight」古城紋
・2023年「Alright!!」 みらいの保育園テーマソング

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