TURISAS、ハンネスとネッタが脱退! そして新メンバーを発表!
今年2月に会心の3rdアルバム「STAND UP AND FIGHT」をリリースしたフィンランド出身のバトル・メタル・バンドTURISASから、ハンネス・ホルマ(b)と、紅一点のネッタ・スコグ(accordion)が脱退した。以下、新メンバー加入の詳細を含むステイトメントとバンドからのコメント、さらにハンネスとネッタ本人のコメントの訳文がこちらだ。
【TURISASのラインナップ変更に関するステイトメント】
TURISASは、間もなく実施されるツアーのためにユッカ=ペッカ・ミエッティネン(元ARTHEMESIA、ENSIFERUM)がベーシストとして加入し、そしてKOTIPELTOやTHE FLOWER KINGSのツアー・メンバーを務めた経験のあるロバート ・エングストランドが、バンド初のキーボード・プレーヤーとして加入したことを、喜びをもってアナウンスする。
このメンバー・チェンジは、個人的問題かつモチヴェーションを理由にバンドを去ることとなった現在のベーシスト、ハンネス・ホルマとアコーディオン奏者のネッタ・スコグがバンドを去ることを決めた悲しいニュースによりもたらされる。
このアナウンスメントは、今秋に控えたTURISASのツアーに全く影響を及ぼさない。すでに発表されているように、バンドは今年の『HEIDENFEST』へ出演し、その後、英国、アイルランド、スペイン、そしてポルトガルで、ヘッドライン・ツアーを行なう予定だ。
【TURISASのコメント】
「バンドというものは、力によってまとめられるものではない。もし誰かが辞めたくなれば、残ったメンバーに出来ることは少ない。ハンネスとネッタの双方が、バンドか個人的関心かのどちらか一方を選ばなければならなかった。私たちは、何とかそれらを両立できるように試みたが、残念ながら、それが不可能であるとわかった。ハンネスとネッタのどちらも、スタジオでの制作段階において重大な役割を担っていたわけではないため、そういった点では、多くが変わることはない。ただ、ステージ上における彼らはいつも素晴らしく、私たちは多くの記憶に残る時間をともに分かち合った。
決して何か劇的な事件があったわけではなく、幸いなことに悪い感情はなかったということを明確にしておきたい。ハンネスとネッタの双方は、各々の個人的理由から脱退を決意した。彼らの旅立ちが何かに関連しているということはなく、ヨーロッパ各国でのフェスティヴァルと次なるツアーとの間のこの短い休息は、スムースにメンバー・チェンジを図る唯一の時間だった。
私たちは、数年に亘り、素晴らしい時間のすべてを共に過ごしたハンネスとネッタに感謝し、彼らの未来が最高のものであることを願う。
ユッカ=ペッカ、そしてロバートに関しては、ふたりとも非常に才能のあるミュージシャンであり、この新しいラインアップでツアーに出られることに興奮している。私たちの最新部隊を歓迎してほしい。これは新時代の夜明けだ!」
- マティアス・ニーゴルド(vo)、ユッシ・ヴィクストロム(g)、トゥオマス・レートネン(ds)、オッリ・ヴァンスカ(violin)
【ハンネスとネッタからのコメント】
ハンネス・ホルマは、2004年のデビュー作「BATTLE METAL」のリリースの直後に、ベーシストとしてバンドに加わった。彼は次のように語る。
「バンドとの俺の経歴は2004年に始まった。その時、俺はまだ19歳だったんだ。まさしく夢が叶った感じで、それ以来、俺たちは数年にわたって素晴らしい時間と、信じられないようなショウを経験してきた。過去ここ2、3年、俺はオーケストラの作曲、アレンジ、クラシックの歌唱を学んできた。しかし、多くのツアーがあったため、多くの自由な時間が持てず、他に興味あることを追求することができなかったんだ。そして最近になり、『燃え盛る炎』のような想いが俺個人の中にもう存在しないと感じた。それは、一番熱中できるものに俺がシフトするときということだ。私は、TURISASとライヴするのが大好きだ。だが、年に6ヶ月以上もツアーしながら勉強するなんてことはできないんだ。誰であろうとね。
これまで出会ってきた世界中のすべてのファン、バンド、そしてツアーのクルーに感謝したい。君たちは最高だ!そして、TURISASの皆の幸運を祈る。バンドの一部にならせてくれてありがとう。最高の旅だったけれど、今、俺は旅立つ。うまくいけば、またいつかどこかで出会うだろう。」
- ハンネス・ホルマ
ネッタ・スコグは、2008年(前アコーディオン奏者のリスコがアムステルダムをツアー中に失踪して)以来、バンドとともにいた。2007年のヨーロピアン・ツアーの最後に、ヘルプとして彼女が最初にバンドに参加したときネッタはわずか16歳で、その後、正式なメンバーとなった。今年の初め、彼女は個人的問題のために米国ツアーから離脱することになったが、夏期のフェスティヴァルのために復帰。彼女は次のように語る。
「私は、悲しいことに今がTURISASにサヨナラと告げなければならないときであることをお伝えします。すぐに大学で勉強を始めるつもりで、私生活に重きを置く必要があります。だから、私は脱退を決意しなければならなくて、これは最終決定なんです。
バンドとの約4年間は、本当に素晴らしいものでした。たくさん新しい友達ができ、世界中を見ることができました。バンドが私をアコーディオン奏者として選んでくれてとても幸運でした。後悔はまったくありません。すべての良い思い出は、私の心の中に永遠に残ります! もちろん、バンドを去ることは悲しいですが、このバンドが私の人生におけるひとつの章だったと思わなければなりません。今、私は次のページをめくるときなのです。
私は、皆さんの素晴らしいサポート、そして最高のファンになってくださったことに、感謝してもしきれません! 本当に楽しかったです。皆さんのことはきっと忘れません。ありが とう。」
- ネッタ・スコグ
TURISAS Victor Entertainment
2011年09月09日 20:50