MUCC vs 氣志團、白熱のライヴレポ!
3月に開幕した企画ライブシリーズ「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-」も佳境に差し掛かり、東京・国立代々木競技場第一体育館での最終公演まで2カ月を切ったムック。同シリーズの第6弾となる「ARMAGEDDON」の第2夜が、8月9日に東京・新木場STUDIO COASTにて行われた。
ムック側が白羽の矢を立てた個性的なアーティストを各公演に招いて開催中の「ARMAGEDDON」。Zepp Nagoyaで行われた初日公演では初顔合わせとなる[Alexandros]との熾烈なライブバトルが繰り広げられた末、その後の打ち上げも大盛り上がりだったという。第1夜の余韻が冷めやらぬ中で行われた第2夜の相手となったのは、現在対バンライブシリーズ「極東ロックンロール・ハイスクール 第弍章」を開催中の氣志團。1997年結成という共通項を持つ2組の同期バンドの対バンは、先攻の氣志團のライブから口火が切られた。
黒い特攻服に身を包んだメンバーが最初に鳴らしたのはインストゥルメンタルナンバー「房総スカイライン・ファントム」。綾小路 翔(Dragon Voice)と早乙女 光(Dance & Scream)のキレのある動きやシャウトが、このライブに賭ける氣志團側の気合いを伝える。氣志團の弟分・微熱DANJIをバックダンサーとして従えての最新ヒット曲「喧嘩上等」や、綾小路の「今日みんなに会えてよかった! ムックと会えてよかった! 地球に生まれてよかった!」というシャウトが響いた「SUPER BOY FRIEND」などもおおいに盛り上がったが、オーディエンス全員を熱狂させたのはラストを飾った名曲「One Night Carnival」だろう。サビでムックファンも氣志團ファンもそろって大合唱するも、綾小路は貪欲に「もっと歌ってほしい!」とリクエスト。しまいには「歌っていただけなかったらここを立ち退きません!」 「歌ってくれなかったらミヤくんの家のポストにひどく弱った鳩を入れます」と脅し、ミヤが鳩を家に入れた瞬間に息が絶えるように仕掛けることを断言する。会場のブーイングを受けながらも綾小路は「ミヤくんは繊細な人です。ギターが弾けなくなり、作詞も作曲もできなくなる。茨城に帰る。君たちがムックを殺すんだ!」と観客を脅す。その言葉に従うように美しく盛大な合唱が会場に響くと、学ランにサングラス姿のミヤ(G)が現れ、フロアはサプライズに狂喜乱舞した。ミヤはギターを抱えているにも関わらず、演奏そっちのけで氣志團と一緒に振り付きでダンス。その完璧な振りに氣志團のメンバーも観客も大爆笑していた。
一方のムックも、氣志團が存分に温めたフロアの熱気をさらに高めるようなライブを展開。序盤は重低音が響く「ENDER ENDER」を皮切りに「Mr.Liar」「G.G.」といった激しい一面を打ち出したナンバーを連投し、会場を揺らしていく。“同期”氣志團の熱演に負けじと逹瑯(Vo)は普段以上に激しくエモーショナルに歌い上げ、ミヤもギターをかき鳴らしながら咆哮。オーディエンスも盛大なシンガロングで応え、ステージとフロアの垣根を超えて場内に一体感が生み出される。「お前らめちゃくちゃ声出てるじゃん。もっともっと声出していこうよ!」と煽れば、フロアから沸く歌声はますます大きくなった。
逹瑯は曲間に「すごかったね、氣志團! たぎった。すごいよ」と氣志團のパフォーマンスに刺激を受けたことを明かし、彼らへのリスペクトをあらわにする。また、「(氣志團が主催する)『極東ロックンロール・ハイスクール』にも『氣志團万博』にも誘いが来ないからこっちから誘おう、と」と今回の対バンに至った経緯を口にした。綾小路のようにトークが得意ではないという逹瑯は、手短にトークを済ませライブモードにシフト。YUKKE(B)のアップライトベースとSATOち(Dr)の軽快なリズムの掛け合いが艶やかなムードを醸し出す「ピュアブラック」、9月10日にリリースされるニューシングル「故に、摩天楼」などのパフォーマンスで観客を魅了していた。
ライブもいよいよ終盤戦というとき、逹瑯は「『One Night Carnival』を上手に歌いやがってよ。ヤキモチ焼かせてくれるじゃないかよ」と氣志團に対するジェラシーを覗かせる。そして「最高に暴力的で、最高にパワフルで、最高に愛にあふれた形見せてやろうぜ。ひとつになろうぜ!」と叫び、天井からスモークが噴射される中で「MAD YACK」を投下。4人が観客に真っ向から向かい合うように轟音を鳴らすと、その音に呼応するようにクラウドサーファーとサークルモッシュがフロアのあちこちで発生し、フロアに狂乱の渦が生み出された。そして“同期”である氣志團との対決は、引き分けとも言える結果で幕引きに。逹瑯は氣志團と彼らのファン“KISSES”に何度も感謝の言葉を伝え、再対決への意欲をにじませていた。
なお「ARMAGEDDON」は残り7公演。このうち8月20日に大阪・Zepp Nambaで行われるシドとの対バンは、ニコニコ生放送での生中継が予定されている。
Photo: 木村泰之
NEWシングル情報
「故に、摩天楼」
発売日:9月10日(水)
■初回生産限定盤(CD+DVD) :AICL-2724~2725 1,500+TAX
CD
1. 故に、摩天楼
2. THE END OF THE DEMO
DVD 故に、摩天楼MUSIC VIDEO
■初回仕様限定盤(初回プレス分のみアニメ描き下ろしワイドキャップ付き。以降は通常盤となります)
CD ONLY:AICL AICL-2726 1,200+TAX
01.故に、摩天楼
02. Conquest
03.故に、摩天楼 -TV EDIT-
04.故に、摩天楼 -ORIGINAL KARAOKE-
タイアップ情報
読売テレビ・日本テレビ系全国ネットTVアニメ「金田一少年の事件簿R」オープニングテーマ
放送時間:毎週土曜日夕方5時30分~
アルバム情報
New Album「THE END OF THE WORLD」
NOW ON SALE
■初回盤( CD+DVD) 品番:AICL-2683~2684 価格:¥3.611+税
※DVD収録内容:
・「THE END OF THE WORLD DOCUMENT
・YUKKE監修ムッP LIVESドキュメント「ブレル!?・ムッチ・プロジェクト」
■通常盤CD ONLY 品番:AICL-2685 価格:¥2,870+税
収録楽曲
1. THE END OF THE WORLD
2. ENDER ENDER-Album Edit- ※テレビ朝日系全国放送「Break Out」5月度オープニング・トラック
3. Ms. Fear
4. HALO ※2013年9月度 TBS「CDTV」オープニングテーマ
5. Tell me
6. 999-21st Century World-
7. 369-ミロク-
8. JAPANESE
9. Hallelujah
10.World's End-In its true light - ※TOKYO MX「メガネブ!」オープニングテーマ
11.死んでほしい人
※初回盤・通常盤(初回プレスのみ)共通封入特典
9月23日(火・祝)国立代々木競技場第一体育館ライヴ当日リハーサル見学パス※詳細後日発表
アルバム予約情報
シングル・アルバムW購入者応募特典
抽選で69名に9月23日(火・祝)に開催する国立代々木競技場第一体育館ライヴ仕様のSTAFF Tシャツプレゼント!
全員に国立代々木競技場第一体育館ライヴ終演後のメンバーとオーディエンスの集合写真壁紙をプレゼント!
LIVE情報
SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-
「七ヶ月間連続、毎月異なる全6種類のTOUR、各9公演 GRAND FINALを加えた55本に及ぶLIVE PROJECT!」
■SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 6.「ARMAGEDDON」
毎公演異なるアーティストとの2マンTour
8月6日(水) Zepp Nagoya VS [Alexandros]
8月9日(土) 新木場Studio Coast VS 氣志團
8月17日(日) 京都KBS HALL OPEN 16:00 START 17:00 VS GRANRODEO
8月19日(火) Zepp Namba OPEN 17:30 START18:30 VS BUCK-TICK
8月20日(水) Zepp Namba OPEN 17:30 START 18:30 VS シド
8月22日(金) 川崎CLUB CITTA' OPEN 17:30 START 18:30 VS D'ERLANGER
8月24日(日) 大阪城野外音楽堂 OPEN 16:00 START 17:00 VS ゴールデンボンバー
8月26日(火) Zepp DiverCity OPEN 17:30 START 18:30 VS MICHAEL
8月28日(木) 恵比寿LIQUIDROOM OPEN 17:30 START 18:30 VS geek sleep sheep
【チケット料金】 前売券¥6,900(税込) 当日券¥7,400(税込)
※チケット発売中
■SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Final Episode「THE END」
2014年9月23日(火・祝)国立代々木競技場第一体育館 OPEN 16:00 START 17:00
【チケット料金】前売券¥5,569(税込) 当日券¥6,500(税込)
※全席指定、3歳以上のお子様はチケットが必要です。
2014年08月16日 17:25
情報提供元: 有限会社マーヴェリック
http://www.maverick-dci.com/
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