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まなみのりさ、5thワンマン「MMResults」で出した結果とは!




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2016年3月26日、新宿ReNYにて、まなみのりさ 5thワンマンライブ「MMResults~まみりざるつ~」が開催された。心地良い天気で迎えたワンマンライブ。新宿ReNYは、これまでで一番大きなライブハウスになるというが、開演前にすでに会場はまなみのりさファンで満員となった。その期待と興奮を待ちきれないファンたちは、SEで流れている曲にコールを合わせ、早くもウォーミングアップを始めていた。

そしてついに会場が暗転。前方のスクリーンに、これまでネットにアップしてきたワンマンまでのカウントダウン動画が10日前から映し出される。最後に「We Will Show You the Results.」が表示され、スクリーンが上がっていくと会場から大歓声が上がり、ついにライブが始まった。ステージに立つまなみ、みのり、りさの 3人。最初に会場に届けたのは 3人のアカペラによる「逆襲のポラリス」のサビ。静まり返った会場に、3人の圧倒的な迫力で届けられる歌声。会場の空気が一点に集まっていく。そう、MMResultsを見せる、見届けるライブが今から始まるのだ。1曲目「ポラリス Episode ZERO」で、会場のその想いが爆発した。満員の観客が力の限り声を出し、3人は笑顔で観客の想いを受け止めてステージを駆け巡る。この時のシンクロ感は感動的でもあった。

2曲目「どうしよ!?」では一転してクールな雰囲気。 3人の歌とダンスに一心に見入る会場。続く「花魁サンダー」のイントロが流れた瞬間、再度スイッチを入れて声を張り上げる観客。熱気がどんどん上がっていく会場。その熱気の中で最初のMC。

「皆さん、こんばんはーー!!」

会場からは地響きにも似た大歓声が響く。3人の表情は本当に明るく元気いっぱい。全員がこの日を楽しみにしていたことがよくわかる。

みのり「半年前にここでワンマンするって言ってから、本当にすぐだった感じです。みんな、待ち遠しかったー? みんながこうやって集まってくれていることを、本当にありがたく思います!」

りさ「なんかほんと、夢みたいです。え、夢なの? 夢じゃないよね?(笑)」

まなみ「今日初めてまなみのりさを見たっていう方ー! ありがとうございます! みんな、仲良くしてあげてね(笑)」

笑いも誘いながら和やかに語る 3人に、会場からは大きな拍手が送られる。そして「キライじゃないのぉ」、「WALKING MERMAID」、「BLISTER」とライブを進めていく 3人。会場の熱気はどんどん上がっていく。

しかし、普段とは違った点が一つあった。3人の歌割が違っているのである。まなみの声の調子が普段と違い、まなみのパートをみのり、りさの2人がフォローして歌っている。おそらく観客達もそれをわかっている。全員が楽しみにしていたワンマンで起きた事態。しかし、ステージの 3人を含め、会場の観客達は、ただ見に来たのではない、一緒にライブを作りにきたのだと言わんばかりに、それを乗り越えようと、力を合わせてライブを作っていく。全員でライブを成功させようとする空気、その想いと熱気が会場に充満したまま、ライブは進んでいった。


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2回目の MCでは、TOKYO IDOL FESTIVAL 2016出演が決定したこと、さらに地元広島でも開催されて出演することを伝える。そして去年の今の季節に、上野公園でお花見のお客さんに路上ライブをしたことを語り、「酔っぱらってる人がたくさんいたからすごく盛り上がったよね」と笑いを誘う。そして春の桜の曲を心を込めて歌います、と「桜エトランゼ」を。「きっとここで逢える」では幻想的なスモークの中で熱唱する 3人。そして「センチメンタルライオット」で再びハイテンポのライブに移り、観客は大声で一緒に歌い、コールを続ける。この頃になると、会場は身動きできないほどの人入りとなり、入口付近まで人が溢れている。実は 2階の関係者ゾーンも満員となっていた。それだけ注目度が高いことの表れであろう。

そして後半の幕開けを感じさせるように、まなみのりさのトレーニングソング「CQ.CQ…~横浜エディション~」が始まる。マイナー調のメロディと印象的なハーモニーが美しいこの曲は、後半地獄のスクワットソングに変身する。曲にあわせてスクワットを始める会場。さらにその後半には倍のテンポになり、観客は今ある力を振りしぼってスクワットを続ける。誰と戦っているかはさておき、会場中がやりきった感を共有するのがこの曲のお約束である。


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ここで 3人はステージを離れ、前方のスクリーンに星空が映し出される。ポラリス(北極星)の説明をコミカルなナレーションで行う映像。そしてこの日初披露となる衣装で身を包んで登場した 3人。曲はもちろん「ポラリス」。アップテンポな楽曲と軽やかなダンスに、会場の熱気は急上昇し、大歓声とコール、そして会場に大きな円が作られ、観客達が回る回る。さらに「ポラリスB」、「PUNKISH PRINCESS」と続け、後半の熱気も最高潮に。ラストの曲「OH! PLEASE」では、セルカ棒を持ったまなみがお客さんと一緒に会場を撮影、観客は最後の力を振り絞ってコールを送っていた。


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「以上、まなみのりさでした! ありがとうございました!」とステージを後にする 3人。しかし、観客はこれで終わるつもりは毛頭ないことは明白である。即座に「まみり」コールが会場全体でわき起こる。そして、拍手と大歓声の中、再度登場した 3人。「Home Again ~愛のみそ汁~」をしっとりと歌い上げる。この曲はまなみがメイン、まなみは最後まで歌い切り、一心に聴き入る会場の視線がステージに注がれていた。そして会場へのメッセージ。

みのり「今日は、まなさんの喉の調子が悪くて、なかなか声が出ないけど、最後まで歌い切りました。今の Home Againも、自分の言葉で伝えたい、ということで歌ってくれました・・・ね?」

まなみ「今日楽しみに来てくださった方、初めて見てくださった方、今日は 2人にサポートしてもらいながらになってしまったこと、本当に申し訳なかったと思っています。ごめんなさい」

まなみ「まなみのりさは替えがきかなくて、一人がダメになったら他の 2人が背負わなきゃいけなくて。今日はお客さんも一緒に背負ってくれてて、すごく責任を感じています。そんな中、このステージに立たせていただいたことを本当に感謝しています、そして噛みしめさせてもらっています。ありがとうございます」

涙を浮かべながら語るまなみに、会場からは大きな拍手とあたたかい歓声が起こる。

みのり「困った時は助け合いだから! ただし!」

「この貸しはデカイぞ(笑)」

と笑いを誘う。

まなみ「私が言うなって感じですけど、これからも 3人で支え合っていきたいと思います。そして、こうやって足を運んでくださった皆さんと一緒に、成長していけたらと思っています。皆さん、今日はありがとうございました!」

会場へ頭を下げる 3人へのあたたかい拍手は長時間続いた。

まなみ「でもまだ終わりじゃないんです!」
みのり「アンコ-ルまだまだいけますかー? 回る準備はいいですかー! 回るぞー!」


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そして全員で作る「νポラリスAb」を。まなみ、みのり、りさ 3人のダンスも力強く、超回り始める会場。全力でステージを作り続ける 3人と、3人の想いを受けた観客が、一緒に背負うぞという意気込みで全力でライブを作っていく。会場に渦巻いている圧倒的な「気持ち」の量。この時ふと、これもまなみのりさが作ってきた「リザルト」の一つなのではないかと思った。そしてラストは「逆襲のポラリス」。実はこの曲中、歌とダンスはもちろん、さらにステージ上の 3人から発せられる想いの強さとオーラに釘付けになり、レポートを忘れるほどであった。やりきった 3人は会場をじっと見つめる。

「ありがとうございましたーー!!」

光る汗いっぱいの 3人がステージを後にした。アンコールは終わったが、観客はまだまだ、まなみのりさを見たい、聴きたい。その想いからさらに「まみり」コールが始まる。そしてダブルアンコールとして 3人が登場。ここで、この日初めて 7/5にニューシングル「真夏のエイプリルフール」をリリースすることを発表、会場から大声援を受ける。満員の新宿ReNYの観客と記念撮影した後、「真夏のエイプリルフール」を披露した。そして、まなみのりさが駆け抜けてきたこの半年、その想いと彼女達が出した「結果」について語り始めた。

みのり「半年前に MMResultsをやるって決めてから、あっという間に毎日が過ぎていって、カウントダウンであと一日、ってなった時に、もう来たんだ!ってすごく思って。この半年は、本当に濃くて、色々なことにチャレンジしてきたし、メンバー同士でぶつかりあったりもしたけど、考えていることは同じで、まみりを良くしたいって思って、半年間全力で進んできました。これまで、色々なことを言われたりした時期もありましたが、自分達が進むべき道が 3人の中ではっきり固まったら、周りの言葉は気にならなくなりました」

みのり「まなみのりさにとって、結果とは、今の自分達だし、ここから見える景色だし、未来につながる通過点。それが結果だと思います。この最高の景色が、次の目標へのスタートラインだと思ってます。ここに立たせていただいて、本当に皆さんありがとうございました!」

会場からは満場の拍手喝采、観客達もしっかりとみのりの言葉を受け止める。長く続いた拍手の中、ラストの曲のイントロが流れる。今の 3人の想いを、彼女たちの半年間の「結果」を歌った新曲「Results」を会場に届ける。初披露となる曲を切々と歌う 3人と、3人をじっと見つめて聴き入る観客達。曲が終わり、まなみのりさから最後のメッセージ。

「私達まなみのりさは、これからも未来に向かって進んでいきます。これからもよろしくお願いします! 皆さん、今日は本当にありがとうございました!!」

満員の会場から、いつ終わるともしれない拍手、歓声、掛け声。名前を呼び続ける観客を見つめながらステージを下りるまなみのりさ。その晴れやかな笑顔には、嬉しさも楽しさもトラブルも全て受け止め、全力を出し切った清々しさがあった。そしてスクリーンに「GO WEST」の文字が映され、7/2 TSUTAYA O-WESTにて、6thワンマンライブが開催されることが発表された。まなみのりさ 5thワンマン「MMResults」はこうして幕を閉じた。

ライブ後、誰もいないステージを見ながら、「結果」とは何だったのかを考えた。「結果は今の私達です」と言える強さ。そこに至るまでには、様々な壁や葛藤があったはずである。それらを全て含めてそう言えるだけの強さ。それがまなみのりさが出した「結果」だったのではないか、そう思った。

まなみのりさは進み続ける。確固たる意思と自信を持って、未来をつかむために。



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Text: 大泉 繁




まなみのりさ 5thワンマンライブ「MMResults~まみりざるつ~」
2016年3月26日(土) 新宿ReNY

00. 逆襲のポラリス(サビ)
01. ポラリス Episode ZERO
02. どうしよ!?
03. 花魁サンダー
04. キライじゃないのぉ
05. WALKING MERMAID
06. BLISTER
07. 桜エトランゼ
08. レモンサイダーと夏休み
09. きっとここで逢える
10. センチメンタルライオット
11. CQ.CQ…~横浜エディション~
12. ポラリス
13. ポラリスB
14. PUNKISH PRINCESS
15. OH! PLEASE

Enc.
01. Home Again ~愛のみそ汁~
02. νポラリスAb
03. 逆襲のポラリス

W Enc.
01. 真夏のエイプリルフール(新曲)
02. Results(新曲)





まなみのりさ オフィシャルサイト
http://mamiri.jp/



2016年03月29日 12:15