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「叫べ!爆女祭vol.2」4日目、CREAが 4日目の扉をこじ開けた!




_KYL4520.JPG叫べ!爆女祭vol.2も早くも 4日目。こちらは私的叙情的な MROCKS9編。文章もだんだん壊れてきていることをご了承の上でご覧ください。長澤氏のオフィシャルレポートも合わせて読んで欲しい。

中日となった 4日目のトップバッターは新生ガールズバンド「Quintet Queen Quest」。登場と共に 1曲目「hello」を始めた彼女達に、トップバッター1曲目だろうが関係なく腕を上げて声を出す観客。今日もさすが。初々しい演奏で曲を終えると、会場からはあたたかな拍手。その拍手に包まれ、これもまた初々しいMCを。「今日は爆女祭に出演できて、本当に嬉しいです! ありがとうございます!!」 優しく見守るような空気で拍手を送る観客。皆さん、ほんとに何でもこなしますね・・・ そして聴かせる静かな曲「ソラニン」ではじっくりと聴き入る観客。そしてアップテンポでポップな「エナジー」に移る。手拍子でリズムに乗る観客に語り掛けるように、Vo.あやのと Gt.あやかのハーモニーを聴かせる彼女達。「私達、まだHPも Twitterもなくて・・・月末になったら検索してください!」と笑いを誘うと、彼女達のストーリーを語る。Ba.みずきは、ちょうど 1年前の 5/12、爆女祭vol.0にお客さんとして来ていて、そこから縁あってこのステージに立っているという。こんな奇跡のようなストーリーも、爆女祭は生み出していたのである。「私達は今始まったばかりで、これからが挑戦です。どうか応援よろしくお願いします!!」 そして最後の曲「ブルーバイブレーション」へ。ハモリのサビから始まるアップテンポな曲に、観客はいつもの声を上げて彼女達を応援する。優しい眼差しでステージを見守ったチーム爆女祭のフロアの皆さん、これから彼女達を見守って欲しい。

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この日の 2番手は「SplitBoB」。SEが流れると手拍子でメンバーを待つ会場。一人ずつ登場するメンバーに歓声を上げていく。ギターのコードを鳴らして始まったのは「薄明光線」。ミドルテンポで Vo.こはるの歌声が映える楽曲に、手を上げ続けて応える会場。見事なアンサンブルを見せながら、静と動を使い分けたサウンドに、こはるのメランコリックなボーカルが乗って独特な空気感を作り出す彼女達。静かな 1曲目が終わり、「こんにちは、SplitBoBです! よろしくお願いしまーす!!」 ここから彼女達は攻め始める。「スターになれない」で一気に音量と温度を上げた演奏に、観客は今日も即座に反応。いつもの爆女祭モードへと突入する。あぁ、あなた達、まだ時間は早いのに、肩組ヘドバンもリフトも披露するフロア。続く「少女A」の SplitBoBバージョンでも、誰がリードするわけでもないのに、様々なアクションを揃えてフロア中で動き続ける。「爆女祭は 3回も出させてもらって本当に嬉しいです。爆女祭は毎回パワーアップしてるので、私達もパワーアップしたところを見せたいと思います!」 そして始まった「スパイス」のイントロに、きっちり反応してスパイス手拍子をこなす会場。「ついて来れますかーー!!」と挑発されたフロアはここぞとばかりに、これまたよくわからない(褒め言葉です)サークル化、ダンス、ジャンプと、まるで舞台と化したフロアを縦横無尽に動き回る観客。もう、あなた達は役者ですか。ラスト、静かなイントロから一気にハジける「マボロシウサギ」では、あぁ、もうやりたい放題のフロア。何人リフトで空飛ぶんですか。でも、いいです、それで。この日も爆女祭フロアを作り出した SplitBoBのステージは、大声援の中、終了した。

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そしてこの日は 3番手の登場となった「CREA」。さあ、今日はどんな CREAを見せてくれるのか。始まったのはいつもラストに持って来る「GO+AHEAD」。会場は CREAの登場と共にいつものフロアになる。始まってすぐに感じたのだが、この日の CREAが出しているオーラは何だ? サウンドに乗りながらステージを見ていると、ブワーっとトリハダが立って来る。それも今日の CREAの気迫が成す業か。さて、7日間出演する CREA、ここで贅沢なライブの見方をしてみよう。ここから一日づつ、メンバーそれぞれに視点を合わせてみよう。ということで今日は Dr.Mikuをガン見。ブレイク明けのインパクトは迫力十分&大音量、リズムキープ時には会場を見ながらの笑顔と、時には歌詞を口ずさみながら叩きまくる。オカズはじっくり見てみると相当凝った作りをしていて、右手と左手をフルに使って複雑なフレーズを作っている。「Flap×Slap!」のイントロでのドラミングは大迫力。そしてドラムソロに続くベースソロでのダブルバスのグルーヴがカッコ良すぎる。ふとフロアに視線を戻してみると・・・さらにおかしな状態になっているので(褒め言葉です)、Mikuに戻そう。Mikuに視点を合わせると、会場が反応するカッコイイ瞬間に、必ず Mikuのインパクトが入っていることがわかる。ドラムの視点でその瞬間を迎えるのは何とも言えない快感である。こんな見方もオススメ。そしてラストはなんと掟破りの「GO+AHEAD」2回目。勢い余ってスティックを飛ばす場面も。そして再び Aikoも覚醒、会場にダイブし、リフトされながら演奏。会場は言うに及ばずの混沌、またもトランス状態に入る。何かに取り憑かれたように叩き続ける Miku。すさまじい世界が展開されていた。Vol.2の中で、この日は CREAにとって分岐点になるかな、そんな気がした。全ての狂乱が終わった後、力尽きて前に倒れこむ Miku。そしてステージを去る瞬間、これを見た全て人の気持ちを代弁するように Mikuは叫んだ。「これが爆女祭でしょー!!」

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そしてここからは、この日にしか見られない、爆女祭スペシャルコラボバンドの競演が始まる。参加するメンバーも超豪華。これからスペシャルコラボが始まる、このメンバーが出た時のフロアは・・・と想像した時、嫌な予感しかしなかった(褒め言葉です)。

チームAの演奏メンバーは、こはる(Spilt BoB)、ユウミ(Caramel)、しのぶ(がんばれ!Victory)、Miku(CREA)。1曲目はボーカルにルミ(Caramel)を迎えて「Flap×Slap!(CREA)」。CREAメンバーも最前で盛り上がっているフロアはと言うと・・・見なければよかった状態である(褒め言葉です)。でも、この展開は好きに楽しんだ者勝ちなので、そうするのが最善だろう。さて、次の曲は、と思っていると、逢瀬アキラが黒いアイマスクをして登場。ものすごく嫌な予感がする(褒め言葉です)。曲は「桜は二度散る、そして二度咲く。(絶叫する60度)」。いや、これはダメだ、ダメです。フロアはもはやブチキレモード、フロアから殺気を感じたのは久し振りだった。2曲しかやっていないのにこの温度の上がり方は何なんだ。フロアからは「ヤバイ!ヤバイ!」という声が。いや、あなた達が一番ヤバいです。

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そして次はチームB。演奏メンバーは、Aiko(CREA)、さとみ(Split BoB)、Hiroka(CREA)、まゆこ(がんばれ!Victory)。1曲目はボーカルに魁(絶叫する60度)を迎え、曲は「夢のつづき(がんばれ!Victory)」。がんビクちゃんのこの曲なら、そんなに嫌な予感はしないかなと思った筆者が甘かった。「魁ちゃーーん!」のコールと共に汗ダクで「ウォーイ」を叫ぶフロア。ダメだこの人達(褒め言葉です)。そして 2曲目はボーカルにあやき(がんばれ!Victory)を迎えて曲は「スパイス(SplitBoB)」。このメンバーと曲なら大丈夫かと思った瞬間、フロアから聞こえる「ウォイ!ウォイ!」。またサークルになってるし、メインメロディ歌ってるし、前に集まるし、本編よりもひどい(褒め言葉です)状態になってるじゃないか。

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ラストはチームC。演奏メンバーは、Naki(CREA)、みなみ(がんばれ!Victory)、あゆみ(Split BoB)、モモ(Caramel)。1曲目はれな(がんばれ!Victory)を迎え、曲は「オレンジ(逢瀬アキラ)」。さすがにこの曲なら大丈夫だった。Nakiとれなが切ないメロディを切々と歌い上げる。フロアに、自身の曲が演奏されるのをじっと見つめている逢瀬アキラがいた。彼女は何を思っていただろう。拍手で盛り上がる会場は、ごく普通のライブハウスに見えた。しかし、これがラストに向けた壮大なフリであることには、自分でも気が付かないようにしていた。

2曲目、爆女祭 4日目のラスト、スペシャルコラボのラストになる、という時点で少し嫌な予感がしたが(褒め言葉です)、ボーカルにもんてろ(絶叫する60度)を迎える、という時点でさらに嫌な予感が(褒め言葉です)。曲は「タイトル未定(Caramel)」。ダメだ、この曲はダメだ。イントロが流れた瞬間、もんてろが冒頭から煽り、会場は異様な雰囲気へ。そしてこの曲のサビはダメだ。リフトとモッシュとあと何か良くわからない展開に(褒め言葉です)。会場にいる全員が何かを煽り続けるという、異次元世界に突入したまま、気が付くと曲は終わっていた。

終わった。この狂乱は何だったんだろう、と思っていた瞬間、事件は起きた。そう、運営もキレていたのだ。もう一度イントロを流し始めたのである。ポカンとするメンバーだったが、フロアに促されるように再度気合を入れ、何かを煽り始める。フロアの全員も負けずに煽り始める。そしてどんどん症状がひどくなるフロア(褒め言葉です)。ラストにはフロアにいた出演者ももみくちゃになり、説明不能、描写不能の状態のまま終了した(レポになってない)。


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今日もキレていた爆女祭。やはり「頭おかしい」は褒め言葉だ。爆女祭のベストを塗り替えたか? しかし明日は、今日を超えなければならないという宿命を 負っている。出演者とフロアで、それを乗り越えようではないか。そして最後に、筆者にとって Quintet Queen Quest Ayakaと CREAが対バンしたというストーリーも感動だったことを付け加えておく。



Text: 大泉 繁
Photo: 山下 弘毅






「叫べ!爆女祭vol.2~目黒編~」 4日目
2016年5月12日(木) 目黒鹿鳴館

Quintet Queen Quest
01. hello
02. 18teen 』
03. タイトル未定
04. エナジー
05. ブルーバイブレーション

Split BoB
01. 薄明光線
02. スターになれない
03. 少女A
04. スパイス
05. マボロシウサギ

CREA
01. GO+AHEAD
02. GO MY WAY!
03. Flap×Slap!
04. 新曲(タイトル未定)
05. GO+AHEAD

爆女祭スペシャルコラボバンド
チームA
こはる (Spilt BoB)、ルミ (Caramel)、逢瀬アキラ、ユウミ (Caramel)、しのぶ(がんばれ!Victory)、Miku(CREA)
01. Flap×Slap! (CREA)
02. 桜は二度散る、そして二度咲く。(絶叫する60度)

チームB
魁(絶叫する60度)、あやき (がんばれ!Victory)、Aiko(CREA)、さとみ(Split BoB)、Hiroka(CREA)、まゆこ(がんばれ!Victory)
01. 夢のつづき(がんばれ!Victory)
02. スパイス (Split BoB)

チームC
Naki(CREA)、れな(がんばれ!Victory)、もんてろ(絶叫する60度)、みなみ(がんばれ!Victory)、あゆみ(Split BoB)、モモ(Caramel)
01. オレンジ (逢瀬アキラ)
02. タイトル未定 (Caramel)




「叫べ ! 爆女祭 Vol.2~目黒編~」 オフィシャルサイト
http://www.bakuonsai.com/
CREA
http://crea-music.com/pc/
Split BoB
http://wish-japan.co.jp/splitbob/
Quintet Queen Quest
-
爆女祭スペシャルコラボバンド
http://www.bakuonsai.com/#!blank-5/gf91t



2016年05月13日 20:55