【6日目】tkmk爆女祭 Vol.1、素敵な無茶苦茶、地獄セトリも!

渋谷CLUB CRAWLで始まった一週間連続イベント「tkmk爆女祭 Vol.1」、6日目の様子を速報にてお届け。写真入りオフィシャルレポートは追って掲載いたします。

ソールドアウトとなったこの日、会場は開始前から超満員。トップバッターは「La PomPon」。幕が開くと大歓声で迎える観客。黒を基調とし、メンバーカラーをあしらった衣装に身を包み、アグレッシブなダンス、観客はサイリウムを振ってジャンプしながら声を上げる。6名の息がぴったり合った、キレのあるダンスが見ていて気持ちいい。ステージを十二分に使ったダイナミックなダンスとフォーメーションは見事な完成度である。そして何より観客の心を引き寄せる破壊力の高い笑顔。この笑顔に何人のファンがオトされているのだろう。観客も身体を動かしながら、クルクルと変化するステージ上のメンバーのアクションと表情を楽しみ、ラストは会場全体でジャンプしながら共に踊っていた。ステージを終え汗が光る「La PomPon」のメンバー。「ここで大きなお知らせが!」 会場からの「おおー!」という声に、「名探偵コナンのエンディングテーマとして、ZARDさんの『運命のルーレット廻して』のカバーが決定しました!」というお知らせが。会場から大きな声援が飛ぶ中、メンバー全員で「ありがとうございました!」と挨拶をし、「La PomPon」の華やかなステージは終了した。

2番手の登場は「SORAMIMI」。大声援を受けながら一人ずつステージに登場し、一発目の音出しからハードなサウンドでスタートした SORAMIMI。キュートなルックスが先行しがちだが、ツインペダルを駆使したドラミングやテクニカルなフレーズなど、ハードなサウンドにキュートなボーカルが乗るロック志向の高いサウンドである。1曲目で会場はすっかり SORAMIMI色に染まり、彼女達が作り出すグルーヴに心地よくノッている様子が見てとれた。元気いっぱいのメンバーに負けじとばかりに観客も大声援を送る。定番の曲「J.K.P!!」では、お馴染みの会場とのジャンケン大会で勝者には音源のプレゼント。MCでは「2回目の爆女祭、とても嬉しいです。この楽しいイベントを私たちも盛り上げたいです!」とさらに会場の熱気を高め、年末の魔女カーニバル、来年のワンマンのお知らせも。クリスマスソング「ホリナイ」では、メンバーとともに会場全員が手を振り、「すごーい!ありがとう!」と。中盤からの楽曲は皆で楽しめるキャッチーなナンバーで、会場はさらに一体感を増していく。ラストは全員でタオルを回して歌い、会場をすっかり華やかな空間にして、SORAMIMIのステージは終了した。

3番手は「Split BoB」。先日テレビ番組でドキュメンタリーも放送された彼女達。彼女達のライブを見るのは久し振りだったが、ストレートなロックサウンドはパワーアップしており、そのサウンドに観客は初っ端から声を上げながらステージに向かっていた。タイトなバックの演奏に澄んだボーカルで、次々と彼女達の世界を展開していく。会場からの大きな声援に時折笑顔で応えながら、伸び伸びと演奏する姿からは、彼女達の自信と楽しさが伝わってきた。声を上げ、腕を振り上げる観客は本当に楽しそうである。曲が進むにつれて Split Bobのステージと観客の想いが重なり、共に楽しむ、という空気が作られていったのを肌で感じた。MCでは Caramelへの愛を切々と語った彼女達。終盤、シングルに収録した中森明菜のカバー「少女A」を Split BoBアレンジで披露。会場からは大きな声で歌うお客さんも多く見られた。ラストは静と動が入り混じる彼女達らしいストレートなロック、会場では大きな声で掛け合いを楽しむ、一心に腕を振り上げる、さらにはクラウドサーフも。観客の熱気がひしひしと伝わる熱狂の渦の中、Split Bobのステージは終了した。

4番手は「Caramel」。静かに開いた幕。そこに無音でスタンバイする 3人。今回の爆女祭では、記憶が正しければオープニングはこのスタイルで統一されている。そこから「行きますよーーー!」の一声で会場は爆発。今日は展開が早いですよ皆さま。ジャンプ、モッシュ、クラウドサーフいきなり何でもありへ。そして次々に曲をたたみかける Caramel。曲が進むにつれて「今日のセトリはヤバいな・・・」と感じ始める。頭から突っ走った 3曲の次に始まった「恋愛少女」に、今日は限界まで攻めるんだなという決意を感じた。しかし会場も負けていない。肩を組み、腕を振り上げ、もう何でもあり。いい意味で「無茶苦茶」だった。もう6日目になるステージだが、今日の Caramelはこれまでの出演者や観客から受けた刺激で明らかにパワーアップしている。これは手がつけられない。続いて恋愛少女2、ブラララビュー(仮)という地獄セトリに突入。明らかに酸素が足りていない。ステージと会場は一体となって無茶苦茶に突入していくというすさまじいライブとなった。ラスト曲前にMCで皆さんへの感謝を伝える Caramel。ラストのみ、観客も少し落ち着いて曲を聴き、ステージを見つめることができ、Carameの 6日目のステージは終了した。

5番手は「CREA」。SEと共に一人ずつ登場し、会場から大歓声を受ける。「今日も全力で行くよー!」の掛け声で、早くも全てのスイッチがオンになり、ステージから放たれる音圧と「気」に対して腕を振り上げて対峙する観客。「こんなもんじゃないよね、みんなー!」と会場を煽ると、観客は声を振り絞って応え、これをきっかけに会場はまたまた無茶苦茶状態に。強いビートを奏でる新曲では、ステージアクションに応えて腕を振り上げてジャンプ、会場全体で人が上下している光景を見ることができた。この日の CREAのアグレッシブさは、十分に会場に伝わっていたと思う。そして会場の熱気が最高潮に達したところで、さらに「GO MY WAY!」を炸裂させる CREA。観客はステージ上のメンバーと一緒に、一つの空間を作り上げていた。ここから休む間もなくラスト「Windy」につなげ、観客は力を振り絞って声を上げ、ステージに届けていた。この時、会場に充満した熱気がさらに上がったことが肌を通じて感じることができた。メンバーの笑顔が光ったこの日のライブ。その中には、楽しむだけではない決意のようなものも感じられた。CREAも 6日連続となるステージであるが、Caramelと同じくパワーは上がるばかり。明日の最終日の両バンドのパフォーマンスが楽しみである。

この日のトリは「たんこぶちん」。登場前から「たんこぶちん!」の掛け声がかかる中、メンバーが登場。登場から貫禄十分の彼女達。待ちわびていたファンも多く、大声援で彼女達を迎える。大歓声の中、演奏がスタートすると、会場は一斉に腕を振り上げて開始数秒で一気にヒートアップ。「鳴らせ」、「花火」とキャッチーな曲で手拍子と掛け声をかけながら笑顔で楽しむ観客。メンバーも同じく笑顔で演奏を届ける。MCでは 12/26に主催ライブを開催、そして「爆女祭を応援するという気持ちを込めてやりたいと思います!」として「Re:GiRL」。会場も手拍子でたんこぶちんと自身を応援? ジャンプや掛け合いも会場全体で揃えてステージに向かう会場の皆。本当にライブを楽しんでいる姿があった。ラストに、彼女達の代表曲でもある「We are the Girls Band !!!!!」では大きな声でステージに向かって叫ぶ観客、そしてアンコールで「We Gonna ROCK」。会場の熱気を最高潮にまで高め、たんこぶちんのステージ、そして爆女祭の 6日目が終了した。

tkmk爆女祭、ついに6日目が終了した。残すところは明日の最終日のみ。この一週間で確実に何かが生まれ、形作られている。その過程をぜひ体験して欲しい。明日の予定が難しい方は、12/11(金)に後夜祭編が開催される。そこでその片鱗は感じることができるはずである。この機会は見逃せないぜ!

Text: 大泉 繁

2015/11/28(土)
「tkmk爆女祭 Vol.1」~渋谷編~ 6日目
渋谷CLUB CRAWL

La PomPon
1. ロッポンギ音頭
2. ヤダ!嫌だ!ヤダ!
3. HOT GIRLS
4. 謎
5. Step by Step
6. ろっぽんぎの歌

SORAMIMI
1. 恋愛警報発令中
2. AME
3. J.K.P!!
4. ホリナイ
5. 禁断症状

Split BoB
1. スターになれない
2. スパイス
3. サクソニーブルー
4. Future Runnist
5. 少女A
6. 幻想の中で

Caramel
1. 君に恋愛chu☆
2. 新曲(タイトル未定)
3. ラブストーリー
4. 恋愛少女
5. 恋愛少女2
6. ブラララビュー(仮)
7. LoversMoment

CREA
1. GO+ON
2. ReBORN
3. 新曲1
4. 新曲3
5. GO MY WAY!
6. Windy

たんこぶちん
1. 鳴らせ
2. 花火
3. Re:GiRL
4. アイスクリーム
5. ze ze ze
6. We are the Girls Band !!!!!
Encore
7. We Gonna ROCK

tkmk爆女祭 オフィシャルサイト
http://www.bakuonsai.com/

タイトルとURLをコピーしました