2017年2月1日、3人組ガールズロックバンド「Caramel」が、Twitterで活動休止を発表した。筆者も皆さんと同じく、持っているのは Twitterの情報のみで、下記は編集長個人の私見であることをご承知おきください。今回は書かなければいけない。そう思い、心境を記しています。
初めて Caramelに出会ったのは 2015年5月11日。「よろしくお願いします!」とピョコっと頭を下げるちっちゃな 4人の女の子達。Vo.ルミ、Dr.モモ、Gt.ユウミ、Ba.サユキ(当時)。「ちっちゃ!」と思いながらライブを見たら、迫力、勢い、熱量がハンパない。これは久々に出会ったアツいバンドだなと確信し、そこから多くのライブに足を運ぶことになる。Ba.サユキが脱退し、3人になった Caramel。しかし、ここから Caramelの怒涛の進撃が始まる。皆さんご存知の通り、熱狂と伝説のライブを次々に作り出していく。
ライブでは毎回圧倒されながら、彼女達の成長を実感して嬉しく思ったこと、そして周辺にも色々な思い出と物語があった。対バンのアイドルの物販に並んでいたら「何やってんすか!」とツッコんでくれたこと、楽屋で「ウヒヒヒ」といたずらっぽく笑っていた姿、ロビーで MOHACaraの皆さんと恥ずかしながら初めてご挨拶したこと、そしてそして、フロアで汗ダクになり、絶叫して踊りまくっている MOHACaraの皆さんを見て幸せな気分になったこと。
そんな光景が昨日のことのように思い出される。MROCKS9が今の姿に至るには、Caramelが始まりだと言っても過言ではない。その Caramelの活動休止はさすがに寂しい。しかし、3人の意志は最大限尊重したい。3人がそれぞれ納得のいく選択をしていって欲しい。MOHACaraの皆さんも寂しいことと思う。ただ、Caramelと過ごしたあの場所でのあの時間は、これからも揺ぎ無く心に残っていくはずである。それが音楽の持つ強さではないかと感じている。
MROCKS9は変わらずに待っていようと思う。3人を応援する気持ちは何も変わってはいない。形は変わるかもしれないが、
「どこ行ってたんすか!」 「それはこっちのセリフだわ!」
と笑い合える日が来ることを願っている。
Caramel、ありがとう(本当に褒め言葉です)
Text: 大泉 繁